人間というのは、今必要なものに囲まれていたとしても、もっと欲しい、もっと欲しいと欲を起こす生き物だと思います。

でも、そこで欲を起こすとろくな結果にはならない。

結果的には、大きな損をして、今まで受けていた恩恵も受けられなくなってしまう。そう感じます。

仏教の言葉に少欲知足という言葉がありますが、必要なものを得られたならば、ものを追い求めることはやめて、今自分にやってきているものを大事にすることに時間を使いなさいと教えられているのだと思います。

どんなにお金を得ても、そのお金でものを買ったとしても、それを使う為には時間が必要になります。

でも、私たちはお金やものを求めることに人生の大半を使い、手に入れたものを使うことには、あまり時間を使っていません。

せっかくお金を使ってものを手に入れたとしても、それを使わなければ意味がありません。

そして、使うことよりも、おかねやものを手に入れることに目が向くと、無尽蔵に欲しくなり、時間がある限り求めてゆくようになります。

ものは使ってこそ意味がある。手に入れることよりも、手に入れたものに目を向け、ちゃんと使うことに心がけるようになって、あれほど欲しい欲しいと求めていた欲が少なくなり、欲に振り回されることがなくなります。

幸せは欲しいものを手に入れることよりも、今あるものを大事にすることから得られる。

そう思わずにはおれません。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1286147788546652&id=100014543282061