時は、どんな時も流れ続けてゆく。

どんなに止まって欲しいと思ったとしても、時が止まることなく進んでゆく。そして、死に向かって進んでゆく。

私たちは自分が本当に死ぬと認めたくないので、時の流れを止めようとする。

といっても、実際は時は進んでいるのですが、自分の中で、今日が終われば、また今日と、いつまでも変わらない毎日が続いてゆくと思っている。

それが欲に流れること。

欲に流れたら、時の流れを感じない。どれだけ無駄な時間を過ごしたとしても、それが無駄だと思えず、楽しかったとさえ思ってしまう。

それは自分の中で時の流れを感じないから、死に向かって一日また一日と進んでいると感じないからです。

時の流れを感じると、ちょっと無駄な時間を過ごしただけで、無駄だなと感じる。

感じるからこそ、少しでも欲に流れて時間を過ごしていたいと思ってしまう。

でも、本当は欲に流れた方が時間を無駄に過ごしているのに、時の流れを感じないから、無駄と感じない。

それで少しでも時間があったら欲に流れようとしてしまうのです。

でも、どんなに欲に流れて、自分の中では時が止まっていても、現実には時は流れている。しかも、欲に流れた方が現実にの時間は早送りをしているように瞬く間に流れている。

だから、本当は欲に流れた方がそれだけ早く死がやってくるのに、自分の中の時間は流れていないから、時が止まっているまま、歳を取ってしまう。

そして、本当に死がやってきた時に初めて驚く。人生ってこんなにも短いものでったのかと。

欲に流れても、流れなくても、ときは流れてゆく。だからこそ、いつも時の流れを感じた方が時間の流れがゆっくりになるので、死をそれだけ遠くにすることができる。

時の流れを感じたら死を意識してしまう。それでも、人生を欲に流れているだけで、何もせず過ごしてしまうよりはマシ。

残された時間、死ぬまでにやるべき事を知るためにも時の流れを感じることは大切なことなのです。

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