人間は現実と向き合って初めて成長する。

どんなに長く生きたとしても、現実と向き合うことがなかったら、何も変わらないまま、年老いてゆく。

多くの人は自分の中で作り上げた理想の自分のイメージを崩したくないから、我が崩れそうになると煩悩を起こして現実から逃げてしまう。

その為、煩悩から離れない限り、本質的に自分が変わることはありません。

だから、自分が変わらないまま歳を取ってしまったとしても、それは仕方のないことだと思います。

人間なかなか煩悩から離れることはできないし、煩悩から離れないと自分は変わらないのだから、人生を通して何も変わらないとしても、それは当たり前のことだと思います。

大切なことは、自分が変わってないと気づいた時に、変わっていない自分を否定することなく、そのまま受け入れることです。

変わらない自分を否定したら、時間と共に成長していて当然という我ができてしまう。

それで自分のイメージの中だけは成長しているのだと思ってしまうので、何も変わっていない自分を受け入れることができず、否定してしまう。

だから、ますます現実を受け入れることができなくなるのです。

自分はなかなか変わらないもの。

それを受け入れることで、現実を否定することもなくなり、煩悩を起こすこともなくなります。

変わらない自分を受け入れてこそ変わることができる。

変わらないと思う心は自分のイメージだけ変わっていると錯覚してしまうのですね。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1251856805309084&id=100014543282061