ビタミンB3
 
ナイアシン(ビタミンB3)と呼ばれるビタミンは特に変なビタミン、興味深いビタミンであるので紹介したい。
ナイアシンというのは大量にとるとレッドフラッシュ(皮膚の紅潮)をきたす。
そのためにナイアシンアミドが開発されてきたが、実はこのフラッシュに複雑な意味があることをほとんどの人は知らない。
逆にいうとこのフラッシュの特性があるからこそ、ナイアシンは知的なビタミンなどと呼ばれるようである。
 
このフラッシュは不思議な経過をたどることが多い。
ナイアシンをとってフラッシュが出ればナイアシンが悪さをしていると考えるものだが、これをより多くとるとフラッシュは消えてしまう。
この反応は現在でも科学的には謎とされており、完全な結論は出てないといってもよい。
たとえばある患者はナイアシンを与えると水着の形の紅潮が出たという。
そしてさらにナイアシンを与えるとこの紅潮は消えてしまうのだ。
この意味するところが人々に理解できるであろうか?
これは単にアレルギー的な意味を持って反応しているのではない。
もっと別のまだ未解明な要素があるということだ。
栄養学の権威の一人であるホッファー氏は、ナイアシンに対して特に重要な意味を見出していた。
私は医原病や薬害研究をしてきた人間であり、その中には精神医学が深く絡んでいるのでホッファー氏の提言には大いに興味がある。
彼は統合失調症とはナイアシン欠乏である提言しており、私はすべてそうとは思わないが部分的には当てはまるケースがあることに同意している。
とにかく、不思議で必要不可欠なビタミンB、それがナイアシンであることは覚えておいて損はない。
ナイアシンを多く含む食品の例として、たらこ、かつお、海藻類、キノコ類、レバー、するめ、落花生などが有名である。
 
<医者いらずの食べ方より抜粋>

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