子どもにおやつはホントに必要?
 
大人は栄養価のあるものを摂取するのであれば、1日2食で十分だと言いましたが、育ち盛りの子に1日2食でよいのかとよく聞かれます。
すでに体ができあがっている大人とは違い、体をつくっていかなくてはならない子どもには。
1日2食では少ないと考えるきもちはわかりますが、ずっと何千年も子どもだって2食だったことを忘れてはいけません。
ただ心配という気持ちはわかるので、1日3食お腹いっぱいになるまで食べさせるのは、やはり多過ぎると考えて実践することが必要です。
 
世の中では10時と15時のおやつが当たり前になっているようですが、はっきり言って子どもにおやつは最悪です。
理由のひとつは、まず食べ過ぎになるからです。
いくら成長期にある子どもとはいえ、1日3食の食事に加えて二度のおやつは明らかに食べ過ぎです。
ましてや、常におやつを持ち歩き、ことあるごとに与えていては、子どもの小さな内臓は働きづめ。
それでは、活性酸素も過剰に発生し、老化も早くはじまってしまいます。
さらにいえばこれはまさに糖質中毒でもあります。
 
子どもは騒がしいものです。言うことを聞かないものです。
それを黙らせようと親の都合だけで、おやつを与えている親は実に多い。
それでは体に悪いばかりか、しつけにも決していいとはいえないでしょう。
おやつが問題な理由は、甘いものが多いことにもあります。
糖の有害性は何度も指摘してきましたが、大人でさえ避けるべき糖を子どもの体に与える害は計り知れません。
元気な内臓がどんどん糖で汚染され、病気リスクも高めるのです。
 
無添加で砂糖を使っていなければ健康にいいのかと言うと、もちろん違います。
せんべいやクラッカーなども「白い炭水化物」からつくられているもの。
直接糖を体内に送り込むことに変わりありません。
また、砂糖を使っていなくても、甘い味がすることも問題で、甘ければ甘いほど脳や衝動機構に問題が生じるのです。
 
子どもに肉や魚が好物である子が多いのは、ある意味必然。
タンパク質などの栄養素を欲しているからであって、野菜であっても好き嫌いが子どもに出やすいのもまた、当然のことなのです。
果物は最近の甘ったるい糖度の高い果物ではなく、昔ながらの酸っぱさの混じった果物をあげるのがいいでしょう。
 
子どものころに食べるものは、体と頭の基礎になります。
これが後々までに影響するわけですから、食べ物の質に関しては、子どもにこそ大切にして選んであげたいものです。
 
<あなたを殺す食事生かす食事より抜粋>

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