正しい食事法という嘘
 
私は現在、基本的に雑食である。肉も食べるし魚も食べるし、玄米も食べるし野菜も食べるし海藻も食べる。
あまり果実は食べないし砂糖も甘味料も一切取らないが、それ以上気にしていることもあまりない。
しかし、この世には肉食至上主義みたいなものがあり草食至上主義みたいなものがあるが、私に言わせればこのすべてがバカバカしい。
雑食がいいとか悪いとかいうレベルではなく、である。
 
いわゆるベジタリアンという食べ方が、栄養学的にいうと悪くなりやすいというのは事実だろう。
アメリカでもベジタリアンは栄養不足になりやすいということで勧告も出ている。
「普通の人間」であれば動物性食品と植物性食品を両方摂取した方が栄養は保たれやすい。
しかしベジタリアンに代表される考え方は、どちらかというと健康よりも生き方の問題であり、肉体よりも精神を重視した考え方になっている。
精神の安定を重視しているという立場に立てば、中途半端ベジタリアン(時に草食以外のものを食べる)が比較的多いのも当然であり、しかもそれで私は別にかまわないと思う。
 
一番「バカ」であり「アホ」であるのは、肉食は体にいいから絶対にこれが正しいとか、草食は体にいいから絶対にこれが正しいとか、自分が正しいのを主張したくて主張したくてしょうがない人間たちだ。
そもそもこの世界で最も生物を殺しているのは間違いなく人間たちであり、地球を一個の生命体に例えてみれば人間ほどに地球の癌細胞は存在しない。
その癌細胞たちが地球を浄化したり地球と共存することも実行せずに、こっちが正しい、ボクたちの主張が一番正当、などということを主張し続けるのは滑稽の極みでしかない。
所詮人間はすべて正当化の権化でああり、この世に正しい人間など存在しない。
真の意味で正しい理論などなく、人間のやっていることはいつも間違っているのに、これを冷笑、失笑せず何を笑うというのだろうか? 
 
<医者いらずの食べ方より抜粋>

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