ネオニコチノイド
 
ネオニコチノイドはシナプス部分の後膜に存在する神経伝達物質アセチルコリンの受容体「ニコチン性アセチルコリン受容体 (nAChR)」に結合し、神経を興奮させ続けることで昆虫を死に至らしめる農薬です。
有機燐系の農薬が人体に非常な害があると言うことで、その代わりに登場したのがネオニコチノイド系の農薬ですが、もちろんこっちも危険なわけです。
 
自然の山の水、何々山のわき水などにはすでに、大量のネオニコチノイドが混入しているとする専門家もいます。
私はそのデータを見たことはないがおそらく正しいと思います。
これほどまでに農薬が使われた時代はかつて存在せず、また、単純に考えてこの農薬を散布しまくっているゴルフ場は沢山存在するからです。
農薬が地下水にしみこみ、その数十キロ範囲内の湧き水に溶け出すかもしれません。
そのようなことを想像できない人を総称して「バカ」と呼ぶのかもしれません。
 
そもそもネオニコチノイド系の農薬の一つアセタミプリドMRLのリンゴに対する使用基準は、EUが0.1pp、アメリカが1.2ppm。
それに対して日本は 5ppm.イチゴについては、EUは0.01ppm,アメリカは0.6ppm。
それに対して日本は、5ppm、となっています。
茶の葉に至っては、EUの使用基準が0.1ppmに対して、日本は50ppmだそうです。
本当に日本は薬漬け大国なんですね。
 
海外ではこのネオニコチノイドがミツバチの激減に関係あるとされ、使用禁止になったこともあります。
禁止の対象はドイツの化学・製薬大手バイエル(Bayer)製の殺虫剤「イミダクロプリド」と「クロチアニジン」、スイスの農業バイオ大手シンジェンタ(Syngenta)製のチアメトキサムです。みんなネオニコチノイドです。
 
レイチェル・カーソンの著書「沈黙の春」の予言どおりになっています。
邪魔なものは抹殺してしまえという考え方は、一時的にそれを排除できたかのように見えてもやがてその何倍もの反動となって現れます。
まさに今の人類の考え方そのものであり、目先の利益しか追えない愚かな生物の筆頭といえるかもしれません。
今の人類にとって子供や次世代の自然たちなどどうでもいい存在なんでしょうか。
 
<おかんと医者の社会科見学より引用>

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