実践を基にノーマスク方程式を語る!寝返る校長も出現!

 一昨日10月23日、名古屋市内で、私が提唱している「ノーマスク学校生活宣言」についての講演会に講師として招かれました。

 現在、全国で65事例が宣言していますが、簡単に実現した学校は希少です。
 これまで多くの母親や関連団体がノーマスクやマスク選択自由を学校や教育委員会に目スクの弊害を説明しつつ説得を試みて来ましたが、悉く行政の厚い壁に阻まれて来ました。この原因は、文科省通知の「新型コロナに関する衛生管理マニュアル」があることを知らねばなりません。それには「体育(部活を含む)を除き、マスク着用」と記述されているからです。通知を遵守するのが公務員の務めと錯覚している校長は、皆教育委員会のイエスマンに成り下がり、思考停止状態に陥っているのです。
 マスクを義務付ける法律はなく、最高法規たる憲法11条基本的人権、12条自由と権利の保障、13条幸福追求権がある限り、そのような立法化も不可能であることを先ずは知るべきです。
 ですから、私が衛生管理マニュアルを作成した文科省健康教育食育課に電話で確認した際、はっきりと「マスク着用は強制ではなくお願いである」と答弁しました。つまり、マスク着用可否について、それを判断する裁量権はあくまで保護者にあり、校長や教育委員会と言えども、それを拒否する権限は憲法違反になるため、ないということなのです。
 
 ところが一旦ノーマスク学校生活宣言を行ってノーマスクを実現した学校でも、翻った学校が出て来ました。その背景には、他のマスク警察保護者からの圧力です。それに屈した校長等は、ノーマスクを反故にし、マスク着用を迫ったり、どうしてもノーマスクを貫くというなら、感染症対策をその児童のみに対して徹底して行うというのです。
 例えば、①その児童の席を教室内で切り離し、デスクシールドで仕切る②他の児童に2m以上近づくな③他の児童と話をするな④どうしても話をする場合はハンカチで口を覆え⑤集団登校は許さない-など多岐に及びます。そればかりか「ノーマスク児童は守らない。マスク児童を守る」とまで明言した校長まで出て来たのです。
 これらは全て、衛生管理マニュアルの上位に位置付けられている「新型コロナ対応学校運営ガイドライン」にある「差別と偏見は許されない」に違反する学校側の行為です。校長や教諭がノーマスク児童を差別と偏見の対象としているのです。それすら気付いていない校長もいます。校長や教員がノーマスク児童を差別と偏見で見下せば、それが他の児童にも波及し、彼らが差別と偏見でノーマスク児童を見ることになり、問題は更に複雑化する一方で、苛めの対象にもなったその児童は、やがて不登校を選択するようになります。

 静岡県の事例では、全国初の私学におけるノーマスク学校生活宣言をしたものの、理事長が「ノーマスクを許さない。ここは私的経営なので公立とは違う」と言い出しました。そこで理事長に談判しに行くと、「現場のことは分からない。全て校長に任せている」と逃げられました。そこで再度校長にそのことを伝えると、「理事長命令であるからどうしようもない」と、正にキャッチボールでした。
 理事長は学校経営者ですから、ノーマスク児童を受け入れることで風評被害に繋がり、ひいては入試率が下がり、教育レベル低下による進学率低下になると危惧したのでしょう。つまり子どもの健康とか心理とか、彼にとってはどうでもよいことなのです。
 この醜い経営者の姿を目の当たりにして、その親子は退学を選択しました。
 
 また、江東区立小学校では、ノーマスク宣言後に校長がマスクを要請。それを断ると、感染症対策という美名の下に、個別の差別対応をその児童に対し採って来ました。小学校6年生と4年生の兄妹の家庭です。
 彼ら自身のコロナの茶番をよく理解しており、大人が恥ずかしい程です。そして、「先生が信じられなくなった。こんな先生から学びたくない」と言い、不登校を二人揃って選択し、今日に至っています。
 これを教育委員会に訴えたところ、「全て校長に任せている」と学校教育法の校長権限を楯に逃げられました。校長が強気に出た背景には、教育委員会がそれを容認する立場に転換したと言えましょう。そこで「ノーマスク児童の訴え」と題した動画を作成し、学校長と教育委員会学務課長の連絡先を記載して、全国からの抗議を促しました。

 一方、広島県立高校でノーマスク学校生活宣言の動きがありました。県議会議員、保護者と一緒に私が県教育委員会の担当課長に宣言書を提出した後、保護者と私が校長を訪問しました。
 高校は義務教育ではないことから、「我が校のルールを守れないなら退学してもらっても結構だ」と言わんばかりのこの校長の傲慢さです。しかもこれまで徹底してマスク着用を指導して来た校長です。生徒の登校時には生徒指導教員を校門に立たせて、鼻出しマスクであれば厳重注意を受けるのです。加えて教科担任だから、部活顧問を含め全関係教員に説明せねばならず、校長は一旦受け入れたものの、県教委に泣きつきました。
 問題はその後です。教育委員会が校長とタッグを組み寝返ったのです。そこで、当初同席した県議会議員が教育長に面会を求めましたが、「マスク問題なら会わない」と前代未聞の事態に発展しています。議員が会いたいのを拒否する役人を初めて見ました。通常はあり得ないです。つまり、ひっくり返した犯人は、この民間出身の女性教育長であったころがはっきりしました。
 県議会議員は、私がしたように文科省健康教育食育課に電話し、「マスク強制はできず、お願いではないのか?」と質問。答弁はやはり「その通り」でした。「ならば、文科省から広島県教育委員会を指導せよ」と県議が迫ったところ、「個別案件には関わらない」との信じられない答弁が帰って来たというのです。
 以前私が同課に電話し、ノーマスクを貫く幼稚園教諭に対し、教育委員会がマスク着用を業務命令した憲法違反事例に対し、「指導せよ」と迫ったことがありましたが、その時と全く同じ答弁だったのです。
 これで文科省も問題と対峙することを避け、完全に逃避したのです。教育界、政府は腐り切っています。
 これから、コロナの茶番に起因したマスク問題を起点に、不登校や退学を選択する事例が全国で多発する可能性があります。私は公教育から脱して、自然教育を中心に据えたフリースクールが受け皿とならねばならないと訴えました。
 
 その後質疑応答。実際に子どもを抱える母親から質問が殺到しました。
 その中で私が講演の中で触れた、「医師の診断書を以てノーマスクを実現するのは邪道である」ことに関して、正にそれをして来られた母親も反省しきりとなりました。
 校長は医師の診断書があれば、他のマスク警察保護者からのちくりにも説明対応ができるので、ノーマスクにしたいのなら、「診断書を持って来い」と言うのです。これではマスクに弊害があるからノーマスクにするのではなく、アレルギー体質があるからノーマスクにすることになってしまいます。そうなりますと、同じ学校で医師の診断書を取れない保護者は、却ってこのことが楯になって、ノーマスクを実現できないことになるのです。
 医師の診断書の有無に関わりなく、マスクは児童への虐待であり、ノーマスク宣言するという親子が決意して初めて、ノーマスク学校生活宣言は実現するのです。
 そして、先駆者としてノーマスクを実現した家庭は、後に続く家庭のレールを敷いて、導く使命を担っています。同じ市で既にノーマスク宣言者が出たところは、教育委員会に宣言書を提出することを省略できるためです。
 私は、そのような先駆者が、各市町において私の分身となってもらい、全国にこの運動を更に大きく展開して行く決意を述べさせて頂きました。
  尚、この講演会には末永けい春日井市議会議員も参加され、会の冒頭で紹介されました。
 その後場所を移動しての懇親会では、高橋徳クリニック院長が駆けつけ、乾杯の音頭を取りました。同氏は、私が発起人の一人を務める「新型コロナワクチンに警鐘を鳴らす医師と議員の会」の代表発起人でもあります。
 最後に末永議員が、「自分もノーマスクについて運動に加わって行きたい」と決意表明されたのは、大きな収穫となりました。

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