日本各地の道ばたに自生し、高地から平地に見られるオオバコ科オオバコ属の多年草の草木。車に踏まれても育つたくましい雑草であることから、生薬(しょうやく)名には全草を車前草(しゃぜんそう)、種子の部分は車前子(しゃぜんし)の名がつけられています。 柄は長く、葉は根元から出て楕円形で、縁は波を打っています。 春から秋にかけて、葉間から伸びた花茎に白い花を穂状に咲かせ、秋に多数の果実を付けます。種子は粘りがあり、人の衣服などにくっついて分布域を広めます。

元来たくましい雑草であるオオバコは、あまり手を加えずに簡単に育てることができます。薬効部分は全草と種子の両方にあり、むくみ、利尿、せき、腫れ物、ものもらいの症状のほか、下痢止め、咳止め、止血、強壮などに効果的です。

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