■デマだらけのワクチン医療。

「ワクチン」とは「弱毒化させたウィルス」のことです。これを体内に注入して免疫システムに「戦う方法」を予行演習させるという考え方が「ワクチン医療」の基本であり、これは今回の「mRNAワクチン」においても方法論は異なりますが、最終的な目的は同じです。

例文 1

「人間を10人集めて100mを10秒台で走る方法を教え、その方法に則して練習すれば10人全員が100mを10秒台で走れるようになる」

能力には「個人差」がありますから、上記のような事柄は絶対に成立しません。しかし「完全な嘘」ではありませんよね?1000人か1万人を集めて行えば1人くらいは素晴らしい運動神経の持ち主がいて、100mを10秒で走るかもしれません。

運動能力限らず、例えば免疫能力にも「個人差」がありますから、100人全員に同じ練習をさせても、全員の免疫能力が向上するとは限りませんよね?

例文 2

戦争中、敵に勝つために「戦いの練習」を行った。100人の兵士が全員練習をしている最中に、本物の敵が現れて奇襲攻撃され、全員が死亡した。

今回の「mRNAワクチン」は、練習台となる「スパイク・タンパク」を生産するための設計図を注入します。この設計図に基づいて細胞内の「リボソーム」と呼ばれる器官(工場)でスパイク・タンパクが作られるわけですが、それらの「タンパク質生産システム」は人体を支えるたんぱく質を生産するために常時稼働している必要があります。

練習のための「余計なタンパク質」を作っている間は本当に必要なタンパク質が生産されません。免疫細胞もタンパク質なのだと言うことを考えると、このような方法が免疫を強化するという理屈は成立しません。

外敵と戦うのはワクチンではなく免疫細胞(兵士)です。「mRNAが免疫を支援している」というは非科学的なデマであることは上記の比喩で明らかです。「ワクチン・デマ」が問題になっているようですから、このようなデマに騙されないように気を付けてください。