
精神医学の基本計画8
パトリック・マクゴーリ教授はオーストラリアン・オブ・ザ・イヤー(日本では国民栄誉賞にあたるでしょうか)にも指名された、オーストラリアでは有名な精神科医です。
マクゴーリは、メンタルヘルスの「早期介入」に関して熱心な推進派として、オーストラリアのみならず国際的にも知られる人物です。
将来、精神疾患を発病するリスクのある人は、十分な症状が出る前に特定することが可能であるというのがマクゴーリの主張ですが、当然ながらその主張には何の根拠もありません。
彼がすすめる早期介入とは抗精神病薬の投与を前提とする医療介入でしかないのです。
予防的な薬剤による介入には数多くの危険性が伴いますが、特に抗精神病薬には、記憶障害、認知障害、禁断症状、糖尿病、メタボリック・シンドローム、心血管系の突然死亡などを含む重い副作用があります。
それでもマクゴーリはこうしたリスクは「あくまで理論上のもの」として意に介しません。
これもまた精神医学の基本計画に則ったもので、すでにオーストラリアでは、幼稚園から18歳までの子どもたちに対して、精神障害の兆候を調べるための精神科医によるプログラムの試験的実地として、毎年早期発見テストが行なわれています。
これはすべてマクゴーリが画策したものに他なりません。
マクゴーリの提唱する政策のもとでは、〝偽陽性〟と誤診される多くの人が早期介入の大きな網に引っ掛かり、有効性すら証明されていない薬による深刻なリスクに曝されてしまうことになります。
マクゴーリの組織(Orygen Youth Health)の資金は実質的には製薬業界から出ており、多くの製薬企業から個人的に資金を受けてもいます。
アメリカでは、向精神病薬を製造するメーカー数社が、すでに違法販売促進をしたとしてビーダーマン同様、告発されています。
こうした過剰なメディカライゼーションは、すでにメンタルヘルスの領域を遥かに超えた「病気商売(disease mongering)」と呼ばれる域に達しています。
日本の精神医学界でもオーストラリアの政策を持ちこむことで、利権誘導しようという流れが強くなっています。
<大笑い! 精神医学より引用>