エコ石けん&エコ洗剤
 
界面活性剤って言葉がありますが、本物石鹸が自然にやさしいって理由をご存知でしょうか?
いくつか理由はあるでしょうが、石鹸は薄まれば界面活性を失うので薄まった排水の中ではもはや界面活性剤ではなくなります。
これが自然にやさしいと言われる最大の理由になります。
ところが合成界面活性剤にはこのような性質はなく界面活性が残るので自然によくないと言われるわけです。
なのにエコだなんだ言っている日本人って、本当にエゴ丸出しなんですねえ・・・
 
これは天然系洗剤などとうたっている商品にも詐欺的に見受けられます。
天然系洗剤に配合されている界面活性剤は脂肪酸系やアミノ酸系などになります。
しかしこれらも合成して投与してしまうと、これまでの食品同様に弊害を示すことになります。
天然系という言葉は、天然に存在する物質を原料とした化学洗剤ですから自然によいわけはありません。
使うことで環境を浄化するとか書いてある商品もありますが、そのまま詐欺丸出しです。
 
さらにいえば石鹸だって危ないものがあります。
いわゆる抗菌性の石鹸は、ベトナム戦争で悪名高いオレンジ剤(枯葉剤)と、分子的に酷似した化学物質の抗菌性質を利用しているものがあります。
それでも、こうした製品が、子供用に公然と市販されているのです。
 
こういう商品を使用して、それが体にいいとか環境にやさしいとか、さらにいえばエコであるとかないとかとってもオメデタイと思いませんか?
結局ここにある構図はほかの分野と同じであり、「いかにアホな日本人を騙すか」ということに集約されています。
そんなことには気付かずにエコ大賞とかいう言葉につられて、みんな商品を買っているわけですね。
 
<おかんと医者の社会科見学より引用>
 
内海 聡