🔵「脳を鍛えるには運動(有酸素運動)しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方」を読むと世界は幸せになれるかもしれない!

健康維持のために運動をしよう!と思ってもなかなかできない…。
毎日ランニングをしようとしても続かない。様々な運動をやっても三日坊主になってしまう。
こうした事は、誰もが一度は抱えたことのある悩みだと思います。
しかし、運動とは一概に健康管理という言葉だけで片付けてしまうには勿体無い、とても素敵な効果があるのです。

♦運動は経絡を刺激し、全身の循環を促し、心と体が
蘇ってきます。東洋医学の奥深さがあります。

脳内の駆動物質の一つとして有名なドーパミンは、運動によって増加する。運動しなければ減少するようだ。
やる気も、追求力も、駆動物質が放出されないと上昇しないのだから、その意味でまず、運動の重要性がわかる。(ただし、運動も多岐に渡るので、精査は必要)
加えて、駆動物質が放出され何らかの筋肉を動かして行動することで記憶の再現性を格段に高める。
この2つの相乗から、追求力を高めるために、運動は重要な位置にある、と云えるのでないか。

  =以下、抜粋して紹介=

例えば、週に最低二、三回運動している人は、運動を殆どしない、もしくは全くしない人に比べて、うつ、怒り、ストレス、「ひねくれたものの見方」がきわめて少ないことが明らかになっているのだ。
また、2003年に発表されたコロンビア大学疫学科による8098人を対象とした調査では、運動量とうつになりやすさに反比例の関係を見出している。

>運動は、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン、BDNF、VEGFといった、これまで挙げたすべての化学物質を調整して、わたしたちの自己概念を変化させる。
とは言っても、抗うつ剤とは違って、それらの化学物質のどれかを選んで作用する訳ではない。運動は脳全体の化学反応を調節して、信号を正常に戻すのだ。
そうやって前頭前野をがんじがらめの状態から解放して、好ましい情報を記憶できるようにし、うつの悲観的な思考回路から脳が抜け出せるようにする。
(「脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方」より

うつの傾向があるひとはそもそも運動という思考へ向かわないと聞く事があるが、医療的な問題として、こうした取り組みはもっと広がっていったら良いと思う。

3.やる気に関する効果

ランニングしていて、実感が湧くのがこの「やる気」の向上効果である。訳も分からずただ走っているだけで、やる気が出てくるという感覚はないだろうか。
運動はドーパミンを放出させ、ドーパミンは気持ちを前向きにし、幸福感を高め、注意システムを活性化させる。
つまり、ドーパミンはやる気と集中力を総括しているのだ。

習慣的に運動するようになると、脳のドーパミン貯蔵量が増えるだけでなく、ドーパミン受容体を作る酵母が生成され、脳の「報酬中枢」にある受容体そのものが多くなる。
それで、何かを成し遂げたときにより強い満足感を得られるようになるのだ。

また、運動はドーパミンー意欲と運動システムの要となる神経伝達物質ーの自然減少を予防する。
体を動かすと、ドーパミン・ニューロンどうしの繋がりが強められ、自然とやる気が増す。
ゴルフやテニス・ダンスのようなスポーツが非常に優れているのは、自分を客観的に評価することと、上達しようとする意欲が求められるからである。