2019年録音の新しいアルバムを聴く。

ハンナ・エリーザベト・ミュラー (ソプラノ)
クリストフ・エッシェンバッハ (指揮)
ケルンWDR交響楽団

リヒャルト・シュトラウスの有名な『四つの最後の歌』が大好きなので、
本アルバムを聴いてみた。
この曲は、優れた演奏技量、美しいハーモニー、耽美なロマンチシズムが溢れるほど、
輝き、感動的である。と、思っている。
(カラヤンとヤノヴィッツさん、セルとシュワルツコップさんも素晴らしかった。)

本演奏は、耽美なロマンチシズムに溢れている。
「夕映えのなかで」が素晴らしい。
本当の最後の曲となった「あおい」。管弦楽伴奏編曲で初めて聴いた。
無いものねだりだがR・シュトラウスの管弦楽伴奏で聴いてみたかった。

なお、近年録音の中では、
2019年録音の、ヤンソンスとダムラウさんの演奏は、優れた演奏技量、美しいハーモニー、耽美なロマンチシズムに
溢れておりこちらも素晴らしい。録音も良く愛聴盤。

「リヒャルト・シュトラウスの有名な『四つの最後の歌』で締めくくる当アルバム『象徴』では人生の中で経験するさまざまな別れをテーマにした作品を集めました」:

『象徴』

リヒャルト・シュトラウス (1864-1949) : 管弦楽伴奏付き歌曲集
1. 「セレナード」
2. 「あすの朝」
3. 「冬の霊感」
4. 「万霊節」
5. 「森の幸せ」
6. 「そよげ、愛らしいミルテよ」
7. 「あおい」
8. 『四つの最後の歌』【i. 「春」 / ii. 「九月」 / iii. 「眠りにつくとき」 / iv. 「夕映えのなかで」】
管弦楽伴奏編曲 : (1) フェリックス・モトル、 (4) ロベルト・ヘーガー、 (7) ヴォルフガング・リーム

ハンナ・エリーザベト・ミュラー (ソプラノ)
クリストフ・エッシェンバッハ (指揮)
ケルンWDR交響楽団

セッション録音 : 2019年12月14、16&17日 / ケルン・フィルハーモニー

 

こちらは、

ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)
 ヘルムート・ドイチュ(ピアノ:2-15)
 バイエルン放送交響楽団(1,16)
 マリス・ヤンソンス(指揮:1,16)

【収録情報】
リヒャルト・シュトラウス:
1. 4つの最後の歌 Op.150, TrV.296
2. 青い愛 TrV297, Op.post.
3. おとめの花 Op.22, TrV.153
4. 8つの歌曲 Op.10, TrV.141より『サフラン』
5. 5つの小さな歌曲 Op.69, TrV.237より『かわらないもの』
6. 3つのオフィーリアの歌 Op.67, TrV.238
7. 8つの歌曲 Op.10, TrV.141より『物言うぬ花』
8. 5つの素朴な歌 Op.21, TrV.160より『矢車菊』
9. 8 6つの歌曲 Op.10, TrV.141より『何もなく』
10. 6つの歌曲 Op.39, TrV.189より『ひそかな歌』
11. 6つの歌曲 Op.37, TrV.187より『私の目』 』
12. 8つの歌曲 Op.10、TrV.141より『夜』
13. 4つの歌曲 Op.27、TrV.170より『ほっとえ、わが心』
14. 5つの歌曲 Op.15、TrV.148より『苦悩の讃美』
15. 5つの歌曲 Op.39、TrV.189より『解き放たれて』
16. 4つの歌曲 Op.27、TrV.170より『明日(明日の朝)』