ブルックナー交響曲第5番変ロ長調 第二楽章 アダージョ。
オルガン的なハーモニー。
素朴ながら美しい。
都心にありながら、閑静なカトリック神田教会の佇まい。
この曲が聴こえた気がした。

水彩画。下絵と下塗りです。
教会を青系統で描いていきます。
次回は、暗い色を重ねていきます。



「カトリック神田教会は1874年(明治7年)1月にこの地に創設され、東京のカトリック教会でも有数の歴史を持つ教会です。
その出発は1872年、三番町において始められたラテン学校です。
再宣教に備えて将来の司祭をひそかに養成し始めていたおり明治6年2月24日にキリスト教の禁教令も解かれ、
フランス公使ベルトミー氏の斡旋により、この地にあった元旗本の三屋敷を入手し、
その70畳の大広間を聖フランシスコ・ザビエルに捧げる聖堂としたのが今日の神田教会の始まりです。」:

「交響曲第5番変ロ長調は1875年から1878年にかけて作曲された。
1894年4月8日グラーツにおいてフランツ・シャルクの指揮で初演。
作曲者自身はこの交響曲を「対位法的」交響曲あるいは「幻想風」交響曲と呼んでいた。
他に、「教会風」:とも。」