駅を降りると荒野だった。
その景色は強烈に印象に残っている。
いまだに、夢に出てくる。
街作りに先立ち、都営地下鉄三田線(当時は都営6号線と呼ばれていた)で高島平駅を訪れた時のことである。
(1970年ごろの風景)

 あれから、40年ほど経ったいまは、既に老朽化が始まっている。
たびたび改修工事がされ当時の外観を保っている。
しかし、一歩的に高齢化が進んでいるわけではない。

公共施設等が充実しており、自然も多く、子育て世帯の入居も増えてきている。と思う。
最近、狸も出没するようになったらしい。
不思議で魅力的な街である。
 
 
(都営地下鉄三田線)
1968年(昭和43年)12月27日 都営6号線として巣鴨 - 志村(現・高島平駅)間 (10.4km) 開業。
 
(高島平)
昭和40年代になって日本住宅公団が330万平方メートル(約100万坪)の大規模な土地区画整理事業を実施。
昭和47年(1972年)、約1万戸という高島平団地を中心とする新しい街をつくった。  
街がつくられてから38年がたち、東京のベッドタウンとして成熟した。
面積、3,328,877平方メートル(高島平のみ)。
人口約5万6000人、3万世帯。
新興住宅地として急速な発展を続けてきたが、平成4年(1992年)の約6万6000人の人口ピークを境に、
全国に先がけるように少子・高齢化が徐々に進み、6万人を下回る状況になった。