
2006年、私は看護師1年目だった。
基礎を先輩から一通り教えて貰ったのに。
それをどう仕事に活かせば良いか解らなくて。
看護師を辞めるつもりでいた。
祖母には『石の上にも三年』と言われた。
けど。投げ出したかった。
そんな日々が嫌で。いつも映画を見て憂さ晴らしをしていた。
そんな時に見たのが『プラダを着た悪魔』
先輩には怒られ、基礎を活かせない私はランウェイに入社したてのアンディと重なった。
先輩はミランダに見えた。
「ミランダに嫌われた」とナイジェルに泣きついた時と重なった。
「彼女は仕事をしているだけだ」
その言葉が響いた。
私は何してた?
本当に。我に返った。
アンディとナイジェルが服を選ぶように基礎を学び直した。全体像のマップを作り、なぜその人にこの治療が必要なのかを理解しようとした。
あれから20年。リーダー業務もこなせるようになり。仕事も任されてきた。
そう。
あれからアンディも20年。
『プラダを着た悪魔2』には今からの私の人生のヒントがある…
そんな気がする。
今、ちょっと仕事に躓いている。
だからとても楽しみ。
そして私のスマホの着信音は20年、アンディとお揃い。



