アフター・バレンタイン話。その②
この記事がポジティブ面だとするなら、今回ネガティブ面を晒してしまうのかな。わざわざ書くこともないかなぁとも思うけど、陰陽両面を出してみることにします。
先日、バレンタイン催事に勤務中、先輩からランチに誘ってもらいました。その席で先輩が「うちのお店の学生スタッフ、ダレてきてるわ····今日も連絡無しに遅刻してきてさ。でもその子はもう勤務最終日だったから、何の注意もしなかった。もういいやって」と、グチをこぼしていました。
そうだよな、言いたくないよね。わたしも同じように躊躇するはず。どうせなら朗らかな雰囲気で終われたらと思うし····。
そういう情緒とか場の空気をいっさい無視して、ルールを遵守させていくと、相棒の杉下右京みたいな人物が完成されるのかも。フィクションの存在だけど。
長い期間ともに仕事をする仲であれば、そういうテンションや常識の差を詰めてゆく作業が出来るけど、短期だと、そういう擦り合わせはせずに、山場を超えられたら良しとなっても、何らおかしくはないなと。
わたしの勤務先と隣接していたお店の内々でも、そうしたことからプチ悲劇が起きていました。
そのお店に勤務する大学生の男の子、仕事の在りようが【立っているだけ】だったんです。来店してくれたお客さんをこなすのみで、彼のなかに「売りたい」「売らなきゃ」「いい買い物をして欲しい」のような気持ちが片鱗もないことが、傍に立っているだけで伝わってくるんです。
わざわざ確認し合ったりはしないけど、周りの販売員たちも、見抜いている様子でした。
彼に限ったことじゃないけど、接客販売に興味が無くても、知人に誘われて、高時給だからと仕事に来る人はいます。(高給な仕事を選ぶスタンスは、基本的には賛成します)
彼と働いて、指導もしていた先輩が「来年は彼と一緒は勘弁してもらいたいかな····」と、最終日あたりに漏らしていました。
【また一緒に働きたいか】の試験には、彼は不合格だったみたいです。その辺りはシビアです。
で、その彼の態度は悪いものなのか?と問われたら····
微塵も悪くないんですよね。
人手が無い中、居てくれるだけで助かっていますから。せっかくなら仕事を楽しんでほしいのも、わたしなりの考えです。
(さんざんな書きようだけど、迷惑を被ったわけじゃないし、助けて貰った場面も多々あるし、そしてわたしは彼を評価する役回りではないとも弁えています。でも仕事の仕方に好き嫌いを抱くのも、自然な成り行きと思う)
もしかすると、頑張りたい想いはあっても それを表現出来ないのかもしれないし、誤解を受けやすい人な可能性もあるわけです。
だから自分や周囲の見解が総てじゃないことは踏まえつつ、その道を歩んでいるからこそ、見えてしまう局所もある。プロ精神と いち人間の狭間で、バランス感を忘れずにいたいです。
接客そのものに面白味を見出していなくても、催事場の雰囲気は気に入っていたそうで、同世代のスタッフと過ごす姿も楽しそうで他なりませんでした。
それら目当てで仕事に来ても良いんだなって、在り方の1つを教えてもらえた所もあります。
でも彼の場合は「高給じゃなくても、お金をそんなに稼げなくてもこれがしたい!」って世界を見つけるほうが、幸せだったりするのかしら。
好き勝手に書き連ねたついでに、勝手に祈っちゃうもんね〜
彼の人生に、天職への活路あれ!!
うと ありさ 🍾⭐