初任給19万で残業手当がつかない件についての相談に対して、
>見習いの人間が会社の賃金体系がどうのこうのって言える?
と、言い返したことを偉そうに紹介した話です。
初任給19万円「で」残業手当がつかない”というのは明らかに労働基準法違反。
社員が仕事についてどう捉えるかについての問題ではなく、
法令違反として企業が罰則を受けるのか否かの問題であるのだが、この人は履き違えている。
残業代を全額もらうことは困難だと思うけど、1円も出ないのはおかしいと思う。
小島貴子のblog(既に炎上)コメント欄より(以下が炎上のきかっけとなったコメント)
■キミが経営者なら、今のキミをどう思うだろう?
我慢ができないと言うなら、それは絶対に我慢できないことなのか、社会的におかしいから我慢できないのか考えます。
例えば、入社後、営業に配属されたばかりのA君。夜の9時、10時まで残業をしても残業手当が全然付かない。それには納得がいかないと言うのです。
「納得がいなかい理由は何?」
「だって、皆5時に終わって、その後は残業手当が付くじゃないですか」
「キミ、営業でお給料はいくらもらってるの?」
「19万円です」
「入社早々で19万とはすごいじゃない。キミの営業先の会社は日中に訪問できる会社かな?
営業時間が終わってからしか話ができないのではない?それなら、キミの営業訪問時間が遅くなるのは仕方がないことではないの。経験ゼロで入社したばかりで、19万円の初任給なんてすごく高いほうだよ。キミ、営業で一件でも獲得した?まだ、見習いなんでしょう?見習いの人間が会社の賃金体系がどうのこうのって言える?批判するのは簡単だよ。キミの労働に正当な評価がされていないなら言えるだろうけど、そうでないなら言えないと思わない?」
そうすると黙る。若者達はものすごく権利主張はする。
「今のキミの段階で言える立場なのかな?」「キミが経営者ならキミを雇うの?」
「キミが先輩ならキミをどう思うだろう?」
こういうことまで聞くと言葉が詰まります(このとき、もちろん問い詰めるような口調で聞きません)。すると、ようやく理解できるのです。
■「我が子をニートから救う本 ニート或いはニートの予備軍の親たちへ」小島貴子 すばる舎 P147-148
小島貴子ブログ「Career Care キャリア徒然」 http://blog.careercare.jp/
(削除)
小島貴子プロフィール http://aspara.asahi.com/syusyoku/syusyoku01-profile.html
小島貴子・・・立教大学 大学教育開発・支援センターコオプ・コーディネーター http://www.pref.saitama.lg.jp/room/hatsugen/taidan050731.html