児童指導員&ママライター、
なちゅらるママを目指すRIRINAです
波乱続きの4月の終わり、嫌な予感が当たって、大波がやってきました(>_<)
テレビが壊れた翌日の29日(日)。
パパさんも休みだったので、家族でテレビを買いにショッピングモールに行きました。
最初に、ハンバーガーショップでランチ。
店内は混雑していて、手前の横並びの席に座りました。
オーダーした品を待つ間、ヒロが私に甘えるように抱きついて来たかと思ったら、突然、私の上腕を強く噛んでいました!
思わず
「いったーい!!」
と、叫んでしまうほど、かじりつかれてしまいました(;_;)
興奮したわけでもないヒロ。
混雑した店内のザワザワとした音が嫌だったのかもしれませんが、ガッツリと噛まれてしまったのははじめてだったので、とてもショックでした。
そのあと、広場の水場に行って、ヒロは水いたずらをはじめました。
そこに行けば必ず水いたずらをするので、私は仕方ないと思っていましたが、パパさんは「いつまで遊ばせるの?」とイライラしてきたようでした。
パパさんと私で、ちょっとした口論。
私が、
「最初から別のショッピングモールに行けば良かったのでは?」と言ったので、パパさんはカチンときたのかもしれません。
ヒロに水いたずらを無理矢理止めさせるという行動にでました。
すると、ヒロは抵抗して、今度はパパさんの手首を強く噛んでしまいました!
これは明らかに「嫌だ」という意思表示だったと思います。
私もパパさんも相当に痛い思いをして、不快モード全開!
私もパパさんもヒロに対して、思わず怒鳴ったりしてしまったのですが…
パパさんが
「(悪いことがわかるように)恐怖を植えつける!」
と言ったので、驚いてしまいました。
ヒロには甘いパパさんから、そんなセリフが出たこともショックでした。
「それは違うよ!そういう関わりは止めて!」
と、人前で夫婦の大口論が始まってしまいました(>_<)
子どもが悪いことをしたら、怒鳴ったり、叩いたりして、反省を促す…ひと昔前は、それが躾だと言う大人は多かったと思います。
でも、ヒロみたいに知的障害で、良いこと悪いことの判断ができない子に「恐怖を植えつけるために」怒鳴ったり叩いたりしても、効果はないばかりか、それがパニックをひきおこして、やがて自傷や他害の原因になってしまうかもしれません。
そう思っていても、思わず、怒鳴ったり、叩いたりしてしまうことがある私自身、深く反省しなければなりません。
でも、恐怖を植えつけるための行為を正当化する人はそれが虐待だという自覚がないので、エスカレートしていく危険性があります。
パパさんは、私と口論しているときは、興奮してしまっていたようですが、後でヒロに対して謝っていたようです。
腕や頭を噛まれたことは、以前、知的障害児入所施設で児童指導員をしていたときにもありました。
今から、20年くらい前の4月。
施設に就職して、はじめてのお給料が出る頃に、20歳くらいの利用児(女性)さんに突然、腕を噛まれてしまいました。
そのときは、なぜ噛まれたのか全くわからず、ショックで声も出なかったように記憶しています。
作業のための教室が新築されて、その場所に慣れるために、そこでお茶を飲むという時間でした。
その利用児さんが「バツ?」と聞いてきたので、私は何と答えて良いかわからず「バツ?」と聞き返したところ、噛まれてしまったのでした。
新しい場所で、新人職員と一緒だったので、本人はとても不安だったのでしょう。
突然噛まれて、痛くて、悲しかった私は、早くも施設に就職したことを後悔してしまいました。
でも、なんとかその利用児さんと仲良くならなくては!と思いなおして、彼女の好きな童謡などを一生懸命覚えたりしたものでした。
施設には、自分の思いが伝わらないもどかしさや「嫌だ」という意思を表現するために、自傷や他害という手段をとってしまう子たちがたくさんいました。
あまりにもそれが頻繁で、療育による対応が追いつかなければ、精神薬の処方がされていました。
ただし、精神薬の服用によって、その頻度は下げられても、根本的な問題は解決しないのです。
この春、ヒロに噛みつきという他害が出現してしまい、たいへんショックを受けています。
でも、それはヒロからの大事なメッセージなのでしょう。
私が仕事に復帰したことで、物理的に親に甘える時間が減ってしまったため、「かまってほしい」という気持ちはあると思います。
そして、そうした感情を適切に表現する方法を意図的に教えていかなければならない段階になったということなのかもしれません。
