子どもが親を想うココロ
幼いころから両親から虐待を受け
小学生のころに施設に入ることになった
2人の女の子がいました。
親から虐待を受ける・・・・その絶望感は
到底、想像できるものではありません。
1人の女の子(A子ちゃん)の施設にボランティアが訪問したときのこと。
ボランティアが進路についての自らの経験を話した後、
「何か質問ある
」
と問いかけると、小さい声で女の子は言いました。
「ハゲはどうしてるの![]()
ちゃんと生きてるの
」
ハゲとは、A子ちゃんを虐待したお父さんのことです。
進路とは何も関係がありません。
酒癖の悪いお父さんの体を常に気にかけているのでしょうか。
A子ちゃんに激しい暴力を振るったお父さんなのに・・・。
また、もう1人の女の子(B子ちゃん)は
あるとき、躾と称して激しい虐待を続けたお父さんのことを
こんなふうに言いました。
「男手ひとつで私と弟を一生懸命育ててくれたお父さん」
B子ちゃんのお父さんは、B子ちゃんが中学生のときに
病気で亡くなりました。
「今、お父さんの存在の大きさは
私の中でかけがえのないものになっている」
そうB子ちゃんは言います。
母性はすべての女性に、常にあるとはいえません。
もしあれば、育児放棄などということは起きないと思うから。
けれど、子どもが親を想う気持ちは生まれながらに備わったもの
・・・・・・そう思わざるおえない子どもたちと多く出会います。
それがいっそう、私を悲しい気持ちにさせます![]()