4歳でそろタッチを開始して何度も泣き叫んで逃げ回りながらも、1年10か月間でU12を突破した経験より綴る備忘録。

 

そろタッチU12達成のために①:タイムライン

そろタッチU12達成のために②:親が覚悟を決める

そろタッチU12達成のために③:JSUステージの山場を攻略する

そろタッチU12達成のために④:各ステージ突破体験記

そろタッチU12達成後:そろタッチ終了後の学習ルート

そろタッチ vs そろばん vs 公文算数

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親が覚悟を決めるということについて、記録しておく。

1) 前提となる娘の実力

そろタッチ開始時(4歳9か月)の娘は、20までは確実にカウントすることが出来ていたが、30までのカウントは怪しかった。

プリント学習は断続的に取り組んでいたが、市販ワークの迷路などがややこしくなった4歳はじめに辞めてしまっていた。勉強は止まっていたが、親子でストイックに取り組んでいたスイミングはそろタッチクリアに大きく貢献していると感じる。娘4歳時の週末の過ごし方としてはプールでの親子特訓の日々。市民プールに毎週行って、私がyoutubeで泳ぎの教え方を暗記、毎月確実にクリアして一気に4泳法マスターした。トレーニングすることを通して、継続して努力すれば達成できる成功体験を短期間に味わっていた。

 

2) 親のマインドセットが大事

オンライン限定であれ教室受講であれ、短期間(2年間以内)にJSUを突破するには親のフルコミットが求められる。親が関与せず、勝手にU12まで達成する子はいるのだろうけれど、私の娘には当てはまらないので、自立した天才児はアウトオブスコープ。本記事以降に参考になる情報は無い。

 

尚、親のフルコミットの定義として、①課題の把握、②改善策の提示、③特訓のサポートの3つのステップを親が毎日主導していくこと。

わが子が苦戦している問題を常に把握のうえ、克服するためにどのゲームで特訓すべきかを常に把握するレベルのサポートを常に維持することが求められる。当然ながら、労力がかかる。ただ、外注すれば解決するというわけではない。そろタッチ教室の先生でさえ、沢山の生徒がいれば我が子の課題を瞬時に把握して練習メニューをタイムリーに提示し続けるのは難しいと思われる。

 

苦戦している状況を具体的にイメージしてみる。例えば、Jステージ終盤では繰り上げの足し算は、2桁+2桁(1桁)=3桁という計算があるが、54+69=113はすんなりと指の操作が出来ていても、99+3という計算で混乱しているケースがありうる。1の位の繰り上げが十の位をスキップして百の位に影響していく指の操作はなかなか難易度が高い。課題に気づけば、このパターンの問題のみひたすら反復して一気に克服すべき。1例に過ぎないが、常に苦戦ポイントを親が把握して、課題解決のためのsolution(どのゲーム機能で反復特訓すべきか)を提示して一気に攻略していく。私自身も常にゲーム機能を触るようにしてどのゲーム機能がその時点での娘の課題解決に有効かを検討するようにしていた。

 

3) 幼児期に一気に攻略する

そろタッチの推奨年齢といわれる5歳での開始より少しだけ遡る4歳9か月で開始した我が家のケースは、平均1日30~40分の取り組み量を確保することで一気にUステージ攻略まで年長のうちに突破することが出来た。私立小に通学開始するタイミングで勉強時間確保は出来なかったので、4歳後半に開始するのが望ましいと思う。1~10まで数えることが出来ているのであれば、確実に時間がある4歳から開始で問題ない。

 

開始後には、どんなに嫌がっても、どんなに泣いても、そろタッチ達成はあきらめないという親としての覚悟が大事。凡人の娘にとって、やりたくないと悲鳴をあげるシーンは何度もあったが、 “嫌がるからそろタッチを辞める“という判断はしなかった。たとえ泣き叫んだとしても、たった2年間我慢すれば一生モノの暗算力が獲得できると信じてストイックトレーニングを継続した。

子育て初めての私にとって、この判断が正しいのかどうか、分からなかったのでN=1の社会実験を実施しているイメージにて、失敗すれば別のアプロ―チを検討しようと思っていた。

この判断の唯一の後ろ盾になったのは、娘とのスイミング特訓の成功体験があったこと。毎月水遊びの延長に近い状況でスイミングスクールに1万円/月を払うことに嫌気がさして、市民プールでの親子特訓を併用することを決意した。親子特訓時には攻略出来ずに泣き叫ぶことは何度もあり、3~5歳のうちはスイミングは娘にとって苦痛だったが、アメとムチを使い分けて進めた。結果、娘はスイミングを嫌いになったか?と言えば、逆に大好きな習い事に切り替わっている。なぜか?色んな人に褒められることが娘の自己肯定感を高めることに繋がっている。これまで3つのスイミングスクールを経験済だが、常にコーチには名前と顔を覚えられ声をかけられるようになる。

心を鬼にする、という感覚で、取り組んでいる最中には辛い日々だが、攻略後には辛さを上回る喜びの経験が沢山待っているはず。

そろタッチの経験を通して娘は今どうなっているか?やはりスイミング時代と似た現象があり、公文のバイトの大学生には、「すごいね、私よりも暗算早いよ!」と褒められたり、小学校のクラスで計算が速い子と認知されつつある。