知り合いで唯一小学校受験を今年予定している友人から聞いたのだが、学校説明会では、同年予定している試験の出題範囲や過去の年度からの変更点など、具体的な問題の傾向を教えてくれると聞いたので、年長向けの説明会に参加してみることにした。

 

前回参加した合同説明会ではビジネススーツの人やジーンズの人もちらほらいてカジュアルスタイルだったが、今回は本気のネイビー族のみ。初めて拝見してなかなか刺激的な光景だった。

 

そしてわずか60分の説明会のうち半分以上は試験対策という時間構成になっていた。

 

■聞き取った今年の出題について

・昨年コロナ禍で実施できなかった行動観察やグループワークを実施予定。元気よく、仲良く、最後までやり遂げようとしているか、が重要。

・面接では点数化せずに〇×のみ。とはいえ、緊張で回答がうまく出来ない生徒には助け船を出すので×がつくことは殆ど例がない。"お名前は?”"好きな食べ物は?"など基本問題のみ。差がつかない印象を受ける。

・ペーパーは記憶、図形、数量、言語をバランスよく出題。参考になるような、当たり前すぎる内容のような解説で正直拍子抜けした。

・お話の記憶では、直近年度の出題問題を読み上げてくれた。また、子どもたちが引っ掛かりやすそうな、難しい言葉を含む問題は2回繰り返したり分かりやすく伝えるよう心掛けている、とのこと。出てくる話の中身から季節を推測させたり、そこそこ難しそう。

 

行動観察は体操教室にも相談のうえ小学校受験対策をふまえた講義にしてもらうとして、面接対策はゆるくても大丈夫と思われる。ほぼ全員が幼児教室で徹底準備して挑む試験になるので、しっかり対策した方が良いのは間違いない。とくにペーパー対策。

面接では差が付かない、また行動観察でも10点満点だとすると評価がゼロ点になることはないかと推測すると、結局のところ、ペーパーで差がつくのかなと思う。幼児教室のスタッフも、”ペーパーが難しい"的なコメントを連呼してるんだが。ペーパー対策は今後も強化していきたい。