世の中の受け入れられている人はわりと非科学的なことを頻繁に言う。たとえばケーブルの導体に電気を流すと導電率に応じた抵抗が生じるため熱を持つ。振動する。しかし、黒いシースは熱を持ちやすいからケース内部であんまりごちゃごちゃ絡まったらいけない。燃える・・・だとか。黒いシースが熱を持つのは光を吸収しやすいからですよね。少し考えればわかるけど、少し考えることがない。それはなぜか。受け入れられているなら人は他人の批判などどうでもよいからだ。
あとは石鹸で髪の毛を洗うとハゲるだとか。石鹸は洗浄力が高くて頭皮の脂を落とすから乾燥してハゲるという考えでしょうか。石鹸(ラウリン酸Na、脂肪酸Na等)はシャンプーに使われている石油系合成界面活性剤(ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na、ラウリルスルホン酸Na等)に比べて環境にも人体にも優しい。その差がどれほどのものかにもよるが、長期的に見たら細胞劣化が少なくて石鹸のほうがハゲないと思う。食器洗いも石鹸なら肌が荒れない劣化しない。床屋の人も安いシャンプーだと手が荒れて痛くて仕方ないからアミノ酸系の高級シャンプーを薦める営業トークをしてくる(石鹸で洗うのはどうなんですかと聞いたら石鹸なら良いと言われた)。洗浄力の強さを問題にするなら石鹸の種類にこだわるか石鹸の使う量を減らせばよい話。
知らず知らずのうちに厚塗りされるバカの壁。気分の良さと引き換えに。王様の耳はロバの耳。自分を正しいと思うには気の強さや鈍感さが必要だけど、修正するには気の弱さや敏感さが必要。気の強い人はそのまんまだと気の弱い人に馬鹿だと思わ(以下略)
最期の方は、尻尾を振るだけだった。

肺癌で息が苦しそうだったけど、苦しいことを訴えることなく死んでいった。
犬は偉大だと思った。

自分は短気なので犬の散歩のときはほぼ自分のペースで歩かせたけど、犬が生きている間は犬のわがままをぜんぜん許せなかったな。

看取るのは難しいと思った。先週は夜は犬のそばを、離れたり戻ったりして、いつの間にか僕がそばにいない風にしていた。
昨日、よそ事をしている間に死んだ。楽になれる場所を探しさまよって庭で一人で死んだ。一人で良かったのかもしれない。