朝から元気な犬たちを連れて、
高台の散歩コースを巡る。

私が綱を渡された柴犬マーは、しだいに慣れてきて、顔を近付けても触っても警戒しなくなった。

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明け方に街をうろつくと必ず学生の頃を思い出す。
映画4本立て、呑み歩き、木屋町のあたりでもうアシがないことに気付き、
歩いて北白川の寮までのんびりと。あるいは友人宅へ。

さてこの日は職人さんの部屋にお泊まり。
犬たちのにぎやかな出迎えあり。
ダイニングテーブルの上にはトミー・ゲレロとサイレントポエッツとリトルテンポ。tokyo No.1 soulset.
手作りの灯り。

椅子は拾いもの、でもブランドもの、味わいのある。錆と革の亀裂が時を語る。
家具屋が個人宅の家具の引き取りをしていて、ただしそれは捨てられるもので、近所の置き場から拾ってきているという。

住みやすく整えられた家。作業部屋にて寝る自分がふと起き上がると、扉の隙間から覗き、困ったなと鳴く猫がいた。

4時すぎに眠りについたのに、神経が高ぶっていて7時すぎには目が覚める。

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行くと横浜まで30分と聞きながら
ショットバーに流れる夜更け。
白楽住人さんの手掛けたアンティークの
素敵なテーブルに座り、眠くなるまで。
看板も、トイレの白樺の脚のカウンタテーブルも
彼の作品。

小腹がすいたというので、おいしいラーメンを食べに。
私はスープだけを少し味見、辛くてうまい。
しかし、この明け方にラーメンなんぞ食したひには
ダイエットがだいなしなのだよ。

ここでケータイの充電が尽きてしまう。
なんとなく心細い気分になるのは自分だけだろうか。
それからあと、つぎの日に帰宅するまで
なんどケータイの充電が切れていることを悔やんだことやら。
せめてデジカメを持ち歩いていれば。

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冷やかしながらたどり着いたのは古着屋さん。


白楽住人さんと店主さんのやりとりを聞きつつ
物色、秘密基地のごとき店内を散策。
チャイナ服ふうとベトナムバッグを見つけて、各500円。
お値段もかわいい。

こういうところでの買い物はいちばんはじめに
目にとまったものが、いちばんしっくりくる。
さっそくお買い上げ。




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12時を過ぎていた。

白楽の住人馴染の呑み屋さん、勝花になだれ込んだのは、8時すぎ。
ちょっといかついこわいおっちゃん、と称されながらも
笑顔は優しそうな。勝手知ったるふうで注文、ビールの後
酒のみな男性陣はさつま白浪を手酌し、
自分の前には「大ボトル」のウーロン茶。
半分は開けたけどね。

料亭でならした腕をふるう、武骨な職人かたぎのおやっさんの料理。
イイダコの煮付け、刺身盛り、手羽先の甘辛、白身魚の揚げもの、筍、蕗の煮付け。
煮つけは良い味がしみているし、白身魚のかりかり具合が香ばしく、満足。会話もはずんでKー1の放送が流れているのに一瞬気がとられたものの、それぞれの仕事にこれからのことに、興味がつきない。

12時もなかばに、白味噌の豆腐のみそ汁が出てきた、サービスで。あったかくなあるおいしいみそ汁だった。

それから慌てて駅に向かったけれど、終電は1時間も前に終わっていた。