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マチエールは各自きっと変わるものだ、布のしわが好きだと言い、その描かれた絵と色、装丁の共通した匂いに浸る。
ステーションギャラリーの湿度のある煉瓦に囲まれ、彼の使う緋色が、着物の下からのぞく長儒伴のように光り、悩ましいのだった。
やはり艶のある自由なライン。裸婦や町のスケッチ、プルシアンブルーの重さや壊れた形の子どもやトリのデフォルメが、ウエットな空間をつくりだしている。多くの作品に心踊らされゆっくりと愉しんだ。銀座百点のさり気ない描き文字が勢いがあって素敵なのです。
しかし名前を「さのはんじろう」だと思っていた。正しくは「さのしげじろう」。
どこかのアンティークショップ、あるいは古本屋で、いつか彼の作品と出会えるだろうか。少し落ち着いたら、また神田を流してみよう。
今は出掛けて行ったきり、会社に戻れなくなりそうで危険なのだ。
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夜通し話し込み朝から犬と散歩したり、
季節のかわりめで気温が下がったり。
ついに躰がストライキ。早朝から喘息がとまらず。
薬も気休め。 休みをいただき、白楽土産の音に浸る。
来週、頑張る。
それは白楽駅西口カフェドゥドゥの並びにある、エイメクさんで、
きょうもまたおじゃましますよ、と買った、
Idaの Heart like a River。さわやかなギターポップ。
女性の声はフェアグランドアトラクションのエディリーダーのような。
もうひとりはプラチナゴールドの時計を手に入れ、
白楽住人でもないのに二人して堪能している、と家具職人氏を
うならせたのだった。ふふ。地域に貢献しているといって。
そうこうしていると実家の母親から電話があった。
ホームにいる祖父が肺炎を起しているとのこと。たぶんまた
熱を出しているんだろう。
温度がかわるこの時期は変調をきたしやすい。 ただし、
内臓はどこも弱っていないのだった。
私と同じく冷え性で、見舞って握ると手はいつも冷たい。
じいちゃん、死ぬには早いよ。夏になったら
ばあちゃんと一緒のホームに入るんだろ。
それにまだ東京の孫がひとり、片付いていないし。父親のかわりに
見届けてくれるんだろう?
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セージやラビットテイル、花水木の咲く庭には
黄アゲハが舞う。
それを朝方見た猫、銀杏が狙う。
カナヘビや蝉取りの名人らしく、あるじが阻止をはかるのだけれど、
小半時後無惨にもカナヘビが犠牲に。
ゆったりとした時間の中で一瞬ざわめき、
銀杏が走り去って、また風の通る静けさが戻る。
庭のある生活は豊かだなあ。
さてその庭の景色を見たいときは下記、TB先
チクニさんのブログをのぞいてみてくださいな。
URL : http://blog.livedoor.jp/chiku_ni/tb.cgi/20991175
昼下がり遅めの食事にひきわり納豆つきうどん、
デザートにはたっぷりの苺。



