宣告を受けた次の日、あたしは仕事だった。


いつものように支度をして、彼とハグをして

いつものように家を出た。


1人になるまでは平気だった。


いや、平気だと思ってた。


だけど、通勤の車の中1人になった途端

涙が止まらなかった。


子どものように泣きながら仕事に行った。


それでも、更衣室に行く前にどうにか涙を拭って

病棟までは行った。


師長の顔を見て、報告しようとした瞬間

言葉より先に涙が出た。


師長はそっとあたしをカーテンの裏へ。


大丈夫、お母さんまだいるから

今できることをしよう


肩を抱いてくれた。主任は一緒に泣いてくれた。


すごく忙しい日だったけど、とてもじゃないけど

こんな状態で仕事なんて出来なかった。


申し訳なかったけど、そのまま帰らせてもらった。


帰り道もずっと涙が止まらなかった。


すれ違う人にギョッとされながら駐車場へ。


あたしは、もうどうしたらいいか分からず

幼い頃にきょうだいのように育った

姉ちゃんと兄ちゃんに連絡をした。


母ちゃんが癌だって。余命半年だって。

もうどうしたらいいか分からない。と