本当に辛いことが続くと、こころの中では「この辛い感情を感じていたくない」と思うようになります。こんなに辛い気持ちが続くと自分が壊れてしまうから、それを何とかしたいという【自己防衛】。だからこころの殻をすごく厚くして、こころにふたをして、その感情が出ないようにもするし、外からその感情が刺激されないようにする。

いろんな人と話をしていますが、本当に辛いことほど、すごく淡々と話をする人が多いように思います。こころの中の感情が外に出てきていない。自分のことでないかのように冷静に。ある意味これは当然のことだと思います。そうでないと自分を守れないから。

でもそんなときでも、すごく殻が薄くなって感情が全身から飛び出てくることがあります。例えば、とっても楽しいことや好きな人の話をするとき。目の輝きが変わり、口調が変わり、表情が変わる。空気が黄色くなる。辛くてこころにふたをしているときは、楽しいときの感情も外にでにくくなるのですが、このときはそんな殻も突き破って飛び出てくる。本人は気がついていないことが多いんだけどね。

僕はこの【飛び出る気持ち】をすごく大切にしています。飛び出るきっかけとなっている出来事は必ずしも大切ではない。だってその出来事に対する気持ちは時間とともに変わることが多いから。大切なのは、どんなに辛いときでも、気持ちが【飛び出た】という事実。普段、【自分は感情がわかなくなってしまった】と思っていても、実はそうじゃないということ。

【飛び出る気持ち】には共通点がある。【楽しい】【嬉しい】【気持ちいい】【ここちいい】といった気持ち。色でいうと「黄色」とか「オレンジ」とか「ピンク」。そういう気持ちは、自分がどんな状態でもこころの中には生まれているんだよ。それに気づかなくなっているだけ。だから、まずはそれに気づけばいい。

どうやったら気づくかって?周りにいる気の置けない人に、そいういう顔をしたときに指摘してもらうのが一番早い。カウンセラーでもいい。親でもいい。私達は自分の楽しいことを誰かに伝えたいという気持ちを結構もっている。子供が楽しかったことをしつこいぐらいに何度も話したがるのと同じ。実はちょこちょこと表に出ているはず。

そんな自分に気づけたら、今度は自分と向き合う番。【何が自分にとって楽しいのか、ここちいいのか、嬉しいのか】、自分のこころに聞いてごらん。それは一つじゃないよ、きっと。疲れているときは、すぐにはでてこないかもしれないね。だから、何度も何度もこころにたずねてごらん。

この二つのステップをクリアするだけで、何かこころの中のもやもやがすっきりするかもしれないよ。それだけで【もつれた糸】がほぐれてくるからね。

【こころとあたまがつながるのが心地よい】



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