本来私達は【褒められると嬉しい】と感じます。褒められるとこころの殻がすごく薄くなって、こころの中を見せたくなる。体とこころのよけいな力が抜けていくのがわかったりする。「自分のいいところを見てくれている」という安心感が、思わぬパワーを生み出すこともしばしば。
ところが、悲しいことや辛いことが続いていたりすると、【褒め言葉】がすんなりこころの中に入らなくなることがある。【何か裏があるのではないか】【心にもないことを言っているのではないだろうか】と思ってしまって、反射的にこころの殻を厚くしちゃう。妙に体に力が入ったり。
褒められるほどになんだか怖くなる。不安になる。褒めてくれる人から遠ざかろうとする。わざと冷たく接するようになる。いっそのこと【嫌われたい】という行動になる。本当は嫌われたくなんかないのに。
【嬉しくない】というわけではないのだと思います。そのままこころに刺さると【嬉しい】はずが、自ら刺さる角度を変えたり、刺さる場所をずらしたりする。こころの中に入り込まないようにね。
そう、実は【褒められる】ことが嫌なのではなくて、褒めてくれる相手が【こころに入り込む】のを避けようとしているのかもしれないね。【安心感】がいつまでも続くか分からないし、入り込まれるとそれを外に出すのにパワーがいるから、どんどんと【不安】になるのかもしれないね。
こころの殻を薄くするほどに、こころの中に入り込まれるほどに、それを外に出して殻を厚くするのは本当に辛い。こころの中には傷がついてしまったりするから。でも、その代わりに【こころの引き出し】にかけがえのない大切なものがしまわれる。例えば【愛】や【優しさ】、【安らぎ】、そして【信頼感】といったものが。
そんな【引き出し】が増えるほど、きっとあなたは【強くなる】。辛いことに立ち向かっていく武器を持つ。
「褒められすぎると甘えがでる」って思うかもしれない。大丈夫。こころから褒めてくれる人はこころから叱ってくれるから。うわべだけの褒め言葉っていっぱいあるよね。とりあえず褒める、みたいな。だからあえて冷たくしてみるってのは「あり」かもしれない。それで相手の真意が分かったりするから。
でも、何度冷たくしてもやさしく、同じ褒め言葉を言ってくれる人は本当にあなたのことを素敵だと思っているんじゃないかな。そんな人には、少しずつでもいいから、【褒め言葉をこころにそのまま突き刺して】ごらん。
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