少しずつ変わってきているとは言われながらも、「バランスを取ること」がよいとされる風潮は今でもあります。確かに、「非の打ち所のない」「完璧な人物」というものに対するあこがれはあるよね。それで自分をレベルアップすることはいいこと。でも、どちらかというと【苦手な分野を克服する】ことに目がいきがちではありませんか。


私達は「褒める」ことが実は苦手。なぜなら、私達はとやかく他の人と【比較】したがるところがあるから。身近な人と比べて、自分は幸せだとか、辛いとかを考えちゃうことが結構ある。比較をして自分自身の存在を確認する。そうしないとなかなか【いいのか悪いのか】判断しにくいもの。


「褒める」ということは、他の人が優れていることを認めることになる。だから嫉妬とか妬みの感情がこころの中で大きくなってきて、なかなか【すごいねー】という気持ちを表に出せない。自分とはそんなに関わりのない人とか、オリンピック選手や芸能人みたいに最初から比較になりずらい人には出せても、すごく身近な人にはだしずらい。


ということは、逆は出しやすいのかもしれないね。つまり、【けなす】【注意する】ということ。だから他の人から言われる言葉は自分が苦手としていることに対しての【辛口な意見】が多いんじゃないかな。実は、子供の頃から。得意なことで褒められるよりも、苦手なことで怒られることが多い感じ。だから私達はいつでもこころの中に「苦手分野を克服しなきゃ」という想いを抱えている。それまでは得意分野を自慢することも【いけないこと】のように感じたりしてね。


私達は基本的には好きなことしかできない。好きなことをしているときは時間の立つのも早いし、集中力はすごいし、なんだかうきうきしている。こころの中で【楽しい想い】が他のネガティブな感情をすみに押しやっている状態。逆に、苦手なことをしているときは、【克服しなきゃいけない】という【義務感】が強くなっているから、時間も長いし、辛いし、こころの中ではネガティブな気持ちや不安な気持ちがいっぱいになっている。


そして、さっきの【比較】で見ると、苦手なことを克服する基準って、得意なことと同じレベルにおいてしまっていることが多い。だって自分の中で比較できるものって、【得意なこと】だもの。それって追いつけるはずないよね。【したい】と思って好きなことをしているパワーが出るはずないもの。だから【苦手なこと】が楽しくなることって少なくて、できなくてますます自分を責めちゃう。


比較をしなかったらどうなるかな。あなたの【好きなこと】【得意なこと】は100だとすれば、【苦手なこと】が0だとしても50の平均点になる。【得意なこと】をもっと伸ばしたらもっと平均点は上がるよ。


最初に言ったとおり、「自分をレベルアップすること」はすごくいいこと。今の自分の【好きなこと】【得意なこと】をもっと突き詰めたときだって、もっともっと自分は磨かれていくと思うよ。すごいスピードでね。何より、あなたの顔つきが違っているはずだから。



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