苦手な人って意外と多いように思いませんか?仕事では特に。怒ったり、注意していることのほうが断然多い。「若手が伸びないんだ」「部下がついてきてくれない」といった悩みをもつ管理職と話をすると、[褒めること]をあまりしていないですね。

そういった人の言い分はこう;
①安易に褒めることでその人が「この程度でいいんだ」と思ってしまって上を目指さなくなる。このぐらいで満足してほしくない。
②欠点のほうが目に付いてしまうから、どうしても欠点の指摘のほうが多くなる
③自分から見たら、そんなにたいした成果ではないので、褒めるほどのものではない

①については、「相手のため」という建前があるのでしょうが、ちょっと待って、人ってそんなに単純なものでしょうか?決して全体を褒めるわけじゃないですよね。達成した成果そのもについての評価です。それ自体を褒めたからといって、自分自身が「すごいんだ」って思う人はかなり「まれ」に思います。

②についても、欠点とその成果は別ですよね。欠点は欠点で指摘してあげればいい。でも、その成果と欠点を相殺する必要はない。欠点は欠点、成果は成果。切り離したほうがいいよね。というか、本人は切り離していると思います。

③成果に「たいしたもの」も「たいしたことないもの」もありませんね。相手はあなたではないし、成果は成果そのものですから。

人は褒められたら単純に嬉しいもの。褒められたら、自然ともっといいことをしてみようというモチベーションになる。そうしたらまた付加価値の高い仕事をするようになる。「甘い!」という人がいるかもしれません。でも、どうせ自分で「やった!」と思っていたとしたら、人に評価されたほうがその喜びは倍になるじゃないですか。お客さんに評価されたら嬉しいでしょ。それって内部でだって同じこと。

褒めてばかりじゃもちろんだめで、課題の指摘をするときは真剣にしっかりと。その両方があって初めて、人はあなたについていきたいと思うでしょうね。人があなたについてきたときに、チームとしてのパフォーマンスは格段に上がると思いますよ。