浅倉 卓弥
四日間の奇蹟
映画化されているのでご存知の方もいらっしゃると思います。私は本だけ読みました。

ピアニストとして将来を嘱望されていたが、事件に巻き込まれて指を失ってしまった如月敬輔、その事件がきっかけで面倒を見ることになった千織、偶然出会った後輩の真理子、この三人が中心となった物語。

千織は言葉がうまく話せないが、曲を一度聴いたらすべて覚えてしまってピアノで表現できる少女。如月と千織は慰問でコンサートをするために全国行脚をしている。その一つで行ったところに真理子が手伝っていた、そんなあらすじです。

人の裏側に潜む感情を表現しているなあというのが読んだ印象。例えば、ピアニストが指を失ったときのショックや、千織を見守りながらもピアノを弾くことに対する嫉妬や憎悪といった、誰しもが持っていながら表にはでてこない感情をうまく表現している。そして、真理子の感情も(これはここでは話せません。。)

クライマックスにかけてのもりあがりもあって、すーっと引き込まれるよう。

いい本だと思います。是非。