- 著者: 中野 独人
- タイトル: 電車男
映画にもなるようなので、ご存知の方も多いと思いますが。ずいぶん前に本は買っていたのですが、ようやく読み終わりました。
まさに今の時代の物語という感じです。舞台は一世を風靡した「2ちゃんねる」。アキバ系のある男性が掲示板に好きになった女性とのデートの仕方を投げかけたところ、そこの住人が一丸となってアドバイスをし始めて、異様に盛り上がっていく2ヶ月間。結果はここでは触れませんが、なんだか感動すら覚えてしまうこれはまさしく「恋愛小説」となっています。
今の時代は人との付き合いが希薄になっているとか、コミュニケーションができなくなっているとか、集団での行動ができなくなっているとか、いろんなことを言われていますが、そんなことはないんだなあと思いました。要は、手段が変わっているというだけかも。主人公の恋愛を成就させる目的に向かって皆がまとまっていく様は感動もの。興味本位を超えていて、完全に当事者になっている感じがする。そして、主人公が徐々に自信を持って成長していくのが、文章の中でも明らかにわかって、人はちょっとしたきっかけで自信を持つことができて、変わっていけるだというのが分かる。
いろんなことを考えさせられる本です。是非。