好きな人を忘れられないのって辛いよね。会いたくて会いたくて、声を聞きたくて、でもできなくて。昔の思い出を思い出すたびに悲しさとせつなさで身体がくずれそうになる。

 

そんな気持ちに耐えられなくて、その人のことを忘れようと自分のこころの殻を厚くしがち。でも、こころの殻を厚くするということは、他の感情も押さえ込むことになってしまうから、悲しい気持ちだけじゃなくて、【楽しさ】や、【嬉しさ】といった気持ちも表に出てこなくなってしまう。なんだか、自分が自分でなくなって、上から自分を客観的に見つめている、そんな感じ。そのうちに【こころの中の感情】が行き場を失ってこころを傷つける。体に変調をきたすようになるのはこんなとき。

 

どんなことをしても本当に好きな人のことは忘れられないよね。忘れようとしても辛い。忘れた気になってもこころの中は悲鳴を上げている。だったら忘れないでいたらどうですか。

 

忘れないで悲しい想いと向き合うことは、すごく勇気がいるし、本当に崩れそうになる。でも実は辛いのは、【好きでいること】ではなくて、【見返りがこないこと】。ここでいう【見返り】とは、自分が好きな気持ちがあれば、相手はその気持ちに応えてくれて、またそばにいてくれるという期待感。一度離れてしまったときは、見返りがなかなかこないかもしれないよね。でも、好きな気持ち、いっしょにいた頃の思い出はすごく素敵なはず。その素敵なものはそのままとっておいたらどうですか。それは、自分が生きてきた中で誰かが与えてくれた【ご褒美】。

 

忘れようとして無理に誰かを好きになることもないよ。その素敵な思い出を持っていたままでもいつか大事な人がでてくる時は出てくる。それはその思い出の人かもしれないし、別の人かもしれない。そのときは、また【素敵なこと】が自分のこころの中に増えてくるから。