本来、【ぬくもり】が嫌いな人はいません。ここでいう【ぬくもり】とは、体だけではありません。守ってくれるという安心感、そこからでる勇気、こうした【こころのぬくもり】も含まれています。皆何かの【ぬくもり】を求めて人と付き合い、距離を縮めていきます。

そもそも、この【ぬくもり】を与えてくれる人は、お母さんであり、お父さん。子供のころに抱きしめてくれた【からだのぬくもり】だけでなくて、いつでも無条件に自分を受け入れてくれるという安心感は、【こころのぬくもり】につながっています。大人になったときには、その【ぬくもり】を恋人や夫(妻)、子供に求め、自分の居所を確保していきます。

大人になってこうした【ぬくもり】を求める度合いは、すごく個人差があるように感じます。特に、【こころのぬくもり】を求めることが多くなるように思います。SEXというのは、一見【からだのぬくもり】のようですが、実はそれを通して、【こころ】を通わせようとする。お母さんが子供を抱き、子供が安心して腕の中で寝るように、からだのふれあいが一番こころを通わせることができるからね。

冒頭に「本来」と書いたのには、【ぬくもり】が嫌いという人がいるからです。実は嫌いなのではなくて、【ぬくもり】に慣れていなくて、【ぬくもり】を感じるとかえって不安になり、戸惑う。【からだのぬくもり】によって自分の【こころの殻】がすごく薄くなるから、なんだか怖くなる。相手との距離がすごく近くなったような気がするのに、その直後にすごく遠くなる、そう感じる相手は、そんな人かもしれません。あなたにとってみれば、すごく悪いことをしたような気になったりする。

相手がそんなとき、時間はかかるかもしれません。すごく距離をもたれてしまうかもしれません。でも、あなたと交わした【からだとこころのぬくもり】は、相手のこころの中には必ず入っています。特に、【こころ】の部分が大きいほど、それは相手のこころからは消えない。本当に大事な人である場合は、見守りましょう。それが、【無条件で相手を受け入れること】。相手がそれを分かり、あなたのことが本当に大切な人であると気づくときはきっときます。