最近、訳あってペットショップによく行きます。これまではほとんど行ったことがなかったのですが、子犬を見るとすごく欲しくなる自分がいて、なんだか最近犬を飼う人が増えている理由が分かるような気がしました。本当にかわいいですよね。僕は犬を飼ったことがないし、飼おうと思ったこともありませんでした。でもふと子供のころの体験を思い出して、その理由が分かってしまいました。

犬は飼ったことはないのですが、小学校3年生ぐらいの頃、1ヶ月だけ近所の子犬を預かったことがあります。食事とか、散歩が僕の担当だったように記憶しています。すごくなついてくれて、僕は彼がかわいくて仕方がなく、いつもいっしょにいました。
あるとき元気がなくてご飯を全然食べなくなったときがあって、僕はずっと彼に向かって「ご飯食べないと病気になっちゃうよ。」とか話しかけていました。そうしたら、それが伝わったのか、目の前で食べてくれたんです。もう飛び上がるぐらい嬉しくて嬉しくて、その話を一日中何度も親に話をして、親がうんざりしていたのを覚えています。

1ヶ月がたって、彼を引き取りに来たときはすごく悲しくて、玄関の前で泣きそうにしてました。ずっと母親の後ろに隠れて彼を見ていた。そうしたら、彼が突然僕に向かって吠え出した。普段ほえることなんてないのに。こちらに飛びついてきそうなぐらい暴れだした。僕は正直怖くなって泣いてしまいました。飼い主さんは戸惑ってやめさせようとしたけど、彼はずっと吠え続けていました。僕はもう怖くて怖くて、嫌われたと思って悲しくて悲しくて、ずっと泣いていたように思います。その後、彼がいる家の前を通っても、遊びに行ってもほえるんですよ。二度と近寄れなくなってしまいました。だから、家で彼を引き渡したときが本当に「さようなら」になってしまいました。

今となっては、彼は愛情表現として、彼も別れが寂しくて吠えたのではないかな、通りすがったときに、嬉しくて吠えたのではないかなと思います。でも、そのときは本当に怖くて悲しかったんです。何か裏切られたような気がして。今でも犬にあまり近づかないのは、それがトラウマになってるのでしょう。ペットショップの犬を見ながら、そんなことを思い出し、でも犬が好きだった、いや、今でも好きな自分に気づいてしまいました。

なんだかこのままペットショップ周りをしていると、いつのまにか犬を飼っていそうな自分が怖い今日この頃です。