著者: ニコラス・スパークス, 雨沢 泰
タイトル: きみに読む物語

一生をかけて一人の人を愛し続ける、そんな物語。

14年前に出会った一人の女性を愛し続けて、一人で人生を過ごしている男と、婚約者がいながら、あるきっかけでその男性を想い出し、会いに行く女。お互いにかけがえのない相手であることが、14年ぶりの再会で改めてわかってしまう。そもそもは階級の違いでいっしょにはなれなかった二人。そこから先は・・・いえません。。。


いつも「こころの日記」で書いている、「本当に大事な人に対する想い」「理性と感情」といったことがちりばめられています。この物語はいくつもの「手紙」という形でいろんなメッセージが記されています。その一部を紹介すると;


「別れにこれほど苦痛をおぼえるのは、二人の魂が結ばれているからだ。おそらく、これまでも、これからもずっとそうだろう。おそらく二人は前世で何千回となくいっしょに生きてきた。そのときどきに、二人はお互いを見つけ出し、そしてたぶん、そのときどきに同じ理由で別れざるを得なかった。つまり、この別れはこれまでの一万年の終わりであり、同時に未来への前奏曲と言っていい。・・・・・・ すべては、僕たちふたりにとってうまくいくだろう。僕はそれを実現するために、できるだけのことをすると約束する。だが、かりに二人が二度と会わず、これが最後の別れになるのだとしても、かならず来世で再会することはわかっている。ふたたび、おたがいを見つけ出したとき、運命の星が変わっているかもしれない。ぼくたちはその時代を愛し合うだけでなく、前世のすべての時代を愛し合ってきたのだ。」


「嘆きと悲しみに襲われたとき、ぼくはきみを抱きしめてゆすってあげる。きみの悲しみを引き受けよう。きみが泣くときは、僕も泣く。きみが傷つけば、ぼくも傷つく。ぼくたちはいっしょに涙の洪水と絶望をせきとめて、穴ぼこだらけの人生の道を進んでいくんだ。」


実話がベースなんだそうです。大事な人を見つけたときのこころの動きがよく書かれていて、いい小説だと僕は思いました。おすすめです。