本当に好きになった人がいても、いろんな状況が邪魔をするとき、その気持ちを捨てようとする心が働くことってあります。出口の見えない恋で、好きでもなんだか辛い。会っているときはすごく幸せなんだけど、別れた直後に妙な不安感に襲われて、いてもたってもいられなくなる。そんなときは心の中で【理性】と【感情】が喧嘩をしている状態なんでしょう。【感情】はとてもパワーがあって、【感情】で動いているときは【理性】なんてとても太刀打ちできません。でも、残念ながら【感情】には持続力がありません。だから【感情】が疲れた頃に、ずっと安定している【理性】がここぞとばかりに【感情】を消してしまおうと襲ってくるのです。しばらくはそんなすったもんだを繰り返しているうちに、あまりに出口が見えないとそこに【意志】が【理性】に加担してきて、【感情】のパワーを封印することが心の中で起きます。それがいわゆる『別れ』というものです。

ただ、そのときの【感情】というのは封印されているだけで、実は心の片隅にずっと残っています。どこに?心の殻の中にです。【意志】と【理性】が、【感情】を心の壁の中に塗りこめてしまったのです。ということはどういうこと?自分の中の殻がまた厚くなってしまったんです。その人に対する【感情】が大事なものであるほど、かけがえのないものであるほど、そのパワーは大きいのでより厚い殻を作ってしまう。

でも、昨日も言ったとおり、殻は薄くなったりひび割れたりするんですよ。だからどこかで封印したはずの【感情】が顔を出すことがありますよ。そのときに失ったものの大切さをはじめて実感するんだと思います。

とは言いながら、今の状況でそうするしか仕方がないことだってあるだろうと思いますよね。確かにそうだと思います。でも、本当にそれは解決できないのでしょうか?もしかすると時間が解決してくれるかもしれませんね。あるいは、【意志】を逆に味方につけることで解決してしまうかもしれませんね。絶対に不可能ということは、意外と少ないと思います。「人間死ぬ気になればたいがいのことはできる」んだと思います。もちろん、それだけの困難な状況を打ち破るためには、犠牲にするものはあるでしょう。でも、その【感情】が自分にとって大切なものであるほど、犠牲をおそれてはいけないと思いますよ。

人間は【感情】だけでは生きられません。【理性】と【感情】の両方があってはじめて日頃の生活ができるんだと思います。でも、持続力のある【理性】に【感情】が最終的に押されるばかりじゃなくて、時には【感情】優位で【理性】とうまく共存してはいかがですか。