平成21年度の窒息事故死と交通事故死の数って、どちらが多いかご存知ですか?


窒息事故死9419人、交通事故死が7499人と、なんと窒息事故の方が多いんです。


年齢別では、65歳以上の方と、4歳未満の乳幼児に集中しています。


乳幼児では、あめ、ピーナッツ、豆、ゼリーなどの1㎝径のものが原因として多いようです。

奥歯がまだ生えていない小さい子供に、上の兄弟が与えてしまったという事故もありました。

要注意です!


そして65歳以上の原因は、ご飯とパンなんです。

これって必ず食べる、主食として大切な栄養素ですよね。

奥歯が抜けて、よく噛み砕けない方に多いというデータがあります。奥歯がないと、食べ物の塊をかみつぶすことが出来ないで、大きいままのみこみ、そして窒息をおこしやすくなってしまうのです。


お餅なんて、他の食事よりもより一層症状が重篤になります。餅は熱いつきたてを、口の中で咀嚼しますと、温度が下がり、固くなりくっつきやすくなるという性質があります。あわてないで食べましょう!


もし、喉につまらせたら、4歳以上であればハイムリッヒ法(腹部突き上げ法は上腹部と胸部を圧迫して、のどに詰まったものを吐き出させる方法)と、それより小さい子供には背部叩打法(後ろから、手のひらの基部で、左右の肩甲骨の中間当たりを力強く何度も連続して叩く方法)があります。


窒息予防のためにも、奥歯は大切なんです。


歯の予防は大切ですね。



アレーズ銀座歯科

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