それは私です。世間知らずのアラフィフ衝撃初体験!だったので聞きたいのですが、これでまんまと投票しちゃうのが、いわゆる「組織票」ですか?

 

パート先で就業時間中、一人ずつ順に事務所に呼ばれ、ある参議院議員立候補者を応援する会への入会を案内されたのです。あまりに簡単な立候補者の経歴・主張の紹介(30秒程度)だけで入会申込用紙を目前につき出されたので戸惑っていると、「入会しても、郵送物が時々来るだけ(負担はなにもない)」「応援する会への入会を誘っているだけで、投票まではお願いしてない」(それはそれで、なんでそんな実質のない会員を増やしたいのか?)なにしろ、何か仕事のミスでも注意されるのかと思ったら、そんな話で混乱しました。心臓ちっちゃい自分もさすがに「国政の論点はそれだけではないですし、これで応援というのはちょっと・・・」と断りました。同じときに案内を受けた他の方もちゃんと断ったそうですが、その方もこんなこと初めてと困惑していました。

 

1970年代初期頃までは世間話の一環として政治の話も気軽にされていたと言うし(宮台真司さん談)、政治の話って家族会議と同じでよりよい生活を望むならまず話題にしないと始まらないと思っていて、それ自体は大歓迎なのですが、上司からの一方的な形でのそれはものすごく嫌なもやもやが残りました。「組織票なんてものが存在するのが嫌」ってもともと思ってましたが、組織票というのがどう生まれるのかの実際は知らないで言ってました。このケースにもっと強制力が伴った感じのが、組織票なのかな?思いがけず似たものを実体験し、強制されたわけでなくても理屈抜きの嫌悪感が残って、思った通り、ナシでしたね!

 

でも考えれば、たまたま自分が支持している候補者だったり、あるいは(これはちょっと嫌ですが)人間的にも相当信頼している上司からの話だったり、あるいは(これが一番嫌ですが)明らかに自分に利益やメリットがあったりしたら、あっさり入会して投票までも至ることをその場で約束するケースがあり得ますよね。そうやって組織として得られると確認できた票が、組織票・・・そういう声掛けによって組織的に実態把握できた得票=組織票なら、アリナシの問題はともかく、得票数予想に使えるというのは実感としてつかめてきました。
そして政治の話をもっとする社会を良しとするならば、アレルギーみたいに拒否反応すべきでないのかな?話題にできるきっかけにもなるし・・・とも考えたり。でもアリにするにはいろいろ条件をつけたい。組織側は「仕事と一切関係ないしその回答如何で仕事上の不利益を被ることもない」旨の誓約書に署名して渡しでもした上であくまでお誘いとして声掛け・・・いや今回みたいに、1対1の圧のもと声掛けするのはやっぱり嫌かなあ。掲示板に張り出して静かなお誘いにし、申し込むかどうかも申し込むタイミングも個人に任せるなら、アリかなあ。それを申し込んだかどうかも個人情報だろうから、本人が話さない限り上司や同僚に対応如何が伝わらない配慮もほしいかもなあ。なにしろ余計な忖度等せず自分の判断で回答をしても大丈夫だ、と本当に思える状況を整えた上でにしてほしい、組織側から政治の話をするならば。・・・いやあ、でもでもでも、いくら配慮しても、職場に政治の話を持ち込まれると純粋に仕事できなくなるような気が・・・だいたい職場は仕事する場所で政治の話し合いをする暇はない場所だから、そこで組織側が仕事の縁故を利用して政治の話をしてもどうしても一方的なものになるし、その一方通行さ加減が対等じゃなくて嫌だし・・・やっぱりナシ、かな!?

 

また似たようなことがあったら、弱小パートとしてはとりあえず「1対1の声掛けはやめて業務連絡と同じく掲示板通知にしてほしい」とお願いしてみようかな。そこまで決めて、このもやもやはいったん捨て去りますね。(セロリはもう抜けました)

 

(能登半島地震を契機に稼働中の全国の原発を即時停止などを求める意見書を原子力規制委員会に出した弁護士集団「脱原発弁護団全国連絡会」に関心もちました)

(日本政府が殺傷能力のある武器輸出を解禁しちゃったけどやめてほしい)
(ミサイル400発をアメリカから買う契約も交わしちゃったけどやめてほしい)
(今そこにいる被災者を守る国防の国がいい)
(武器に頼らない人生をかたつむり的速度で模索中)
(原発に頼らない人生をかたつむり的速度で模索中)
(反出生主義にさいなまれ中)
(寝食時以外なるべく座らない生活実践中)