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prologue
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黄色く焦げた幾本の街灯がその街を照らす。
凄むものの正体は分からない。
それは自分の裏の姿を美化させたものだから。
一一一
episode1
一一一
『搾取』を楽しむ怪物共は
今日も世界のどこかで薄気味悪い笑顔を絶やさない。
黄色い街はいつもそうなのだ。
周りの色に合わせ、弱者に祟り掛かる。
そうやってきた。
その世界で産まれたやつには
微塵にも感じさせない怖さなのだ。
皆藤晃(かいとうあきら)はこの時17歳。高校2年。
都会から僅か離れた創業50年となる
古びたコンクリート外観を持つ工業高校で
就職に手取り早い機械科を専攻。
成績は真ん中。
容姿に於いてはある程度の自信を持ち、
彼のトレードマークであるピアスはブランドものだ。
しかし安い金メッキで装飾された飾りに過ぎない。
放課後で力を注ぐのが
規則正しいシフトでアルバイトを行い
個人の生計をたてること。
両親が共働きの為、
昼食は学校と契約するどこかのパン屋が
運営する惣菜パンからデザート風のパンが
校舎1階の広場に店を昼時間のみ解放され、
3種類ほど購入するのが楽しみだ。
アルバイトは、時給の良いパチンコ店のスタッフ。
時給1200円なのだから他のアルバイトなんて選べない
前まではお客の玉交換や店内清掃を任されていたが
今や店長から社員並みの働きを認められる存在だ。
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episode2
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皆藤と怪物との
出会いは焦がれた季節に始まった。
死にかけの街。皆藤が住む場所だ。
中級マンションで402号室。
マンション入り口では3桁の番号を押し、
ガラス扉が開くよくある造りのマンションだ。
この地区はマンションラッシュが過去に起こり、
垣間なくそびえ立つ。
また、住民同士のコミュニケーションはほぼ無い。
以下より後日掲載
