2月14日、聖・バレンタインデー。
城戸邸の聖闘士合宿所には、毎年、山のようなチョコレートが送られてくる。
今年の成績は、
星矢→562個、紫龍→38個、氷河→865個、瞬→2個
であった。
瞬 「すっご~い!今年も氷河がチャンピオンだね!」
氷 「フン。こんなモノ、嬉しくもなんともない。全部、捨ててくれ。」
星 「エーッ!もったいねぇな!じゃあ、俺にくれよ。食べてやるぜ。」
氷 「星矢、別に食べてもかまわんが、気をつけろよ。陰毛が入っていたりするからな。」
全員 「ゲッ!!」
氷 「まったく、何を考えているのか・・・毎年、いくつかあるのだ。何かのおまじないなのか?」
瞬 「さ、さあ・・・?でも、すごいね、みんな。僕なんか、毎年2個しか送られてこないのに。僕って、モテないんだよネ。」(ニコッ)
全員 (お気の毒・・・)
それには、他の全員は知っているが、瞬だけが知らない事情があった。
そう、あの男である。
一輝が瞬ファンに、睨みを利かせているので、誰もチョコレートを贈る事ができないのだ。
しかし、毎年、2個は届く。
瞬 「これはジュネさんからだ。うれしいv」
紫 「で、もう一個は、誰からなのだ。」
瞬 「いつ子さん。」
全員 「!!!」
瞬 「毎年、送ってきてくれるんだ。会ったことないんだけど、一体、どんな人なんだろう?」
全員 「・・・」
瞳をキラキラと輝かせ、空想の世界に入っている瞬を横目に、フリーズしている3人の聖闘士。
瞬 「赤い糸で結ばれていたりして・・・アハッ。」
キモい、とか、アイツどんな面してチョコを買っているんだ、とか、気付けよ、とか、様々な思いを胸に抱いて、バレンタインデーの夜は更けゆく。