ここ数日、心を試されているなあと思うようなことばかりに出会う。



先日観た斎藤工が医師をやっていたドラマは、
隠蔽された新薬実験で家族や恋人を殺された遺族が集まって、子供の命を救うという、
モラルをキワキワまで問うような内容で、

最近行った映画が大好きなホアキン・フェニックスの「JOKER」だと言ったら、話は早いでしょうか。

(↑初日公開を控えて、他の国では警察が映画館にでるとかでないとか・・・悪を肯定するような内容とも言えなくはないという理由で・・・・・)




その「JOKER」の前に、前作の有名な故・ヒース・レジャーの怪演がすごい「ダークナイト」を観たが、いやー、怖かった。もうあれはすでに人ではないぐらいの感じだった。

ヒースは、もう他の役をしないように死んでしまったのかと思わせる。






映画「ワンハリ」、で「小さいころのTVは、みんな人殺しの場面が出てきた」とヒッピーが鼻息荒く語っていたと書きましたが、あれも理解できなくはない。

TVというのは超自然的洗脳催眠機械ですからね。

今の日本のTVやメディアは「殺人なんてフツーのことよお、バレなきゃいいのよ~~」って、脳深部に埋め込んでいるような内容だと思う。

毎日、毎日、です!しかも!

だから農薬振りまくとか、嘘ついちゃったりとか平気になるのだ。






一日で何回殺人という言葉やシーンやポスターに出会うだろう。


だからって、無差別殺人したりとか、恨みに走っちゃう人々とか「意味無いよ」って言いたいばかりなんだけど、純粋な怒り、と暴力はキワキワだ。

みんな犯罪者は、自分は正しい、とか、誰でもやっているだろ、っていう信念があると思う。子供に料理作ってやるのとか風呂に入れてやるのとか同じぐらいの感覚で殺していると思う。


そしてたくさん、きれいな服着て獣みたいな人々が次から次に出てくるオカルトニュース。昨今の犯罪者の、小綺麗なルックス。

毎日のように子供の殺人事件。



世の中どうなっているんだ?



みんなどうやって心を守っている?



せいぜい心をちょっと守るような手軽な芸術に逃げ込んで閉じこもるぐらいしかできない・・・。








「JOKER」という悪役は、いい子に促された男が狂って悪に走った、というようなことが「ダークナイト」では語られていたが、


この世にはいっぱい、誰からも否定されない凄い悪を生む行動が、どんな法律もくぐり抜けて脈々と続いていて、なんの意識もされないで続いている・・・


超日常的 
THE「不幸のシステム」がある。



真面目に立ち向かえば立ち向かうほどJOKERに近くなるような、
人生にはそういうシステムが有る。




超普遍的な、超日常的な、エネルギーのようなもの。
意識すら難しい。

意識できている人のびっくりするほどの少なさ。




私はそれをなんとかしたいと思い、講座を作っている。




そんな闇のエネルギーに立ち向かおうとすると、凄い勢いのネガなエネルギーが体から出て、私は意味不明の体調不良を起こしていた。

先祖のネガ感情から、前世の魔女の苦しみから現代学校やTVの埋め込んできたネガエネルギーまで、左肺から出ている。



何回か「ネガな人に出会って・・・」という経験を今夏はしたけど、全てはこんな「闇の研究解剖」を私がしているからだろう。

悪に立ち向かうには、悪の中に入り、分析をしなくてはならない。

そして悪に染まらず感情を入れず、

多くの他人にわかりやすい形にしなければ、
伝わらない。






毎日心の中で、今年の牡牛座のテーマ・「遺産整理」をしているかのように、
闇にメスを入れて解剖し分析している。

40すぎからの総決算をする時間が来ている。という感じ。




(「空間概念」、って題だったかな。心惹かれる。お守りにしたい。)





その作業は、とてもハードだが、

「過食改善WS」で行ったような冷静な分析ができて、一つ前に進めたらいいなと思っている。



知識が人を救うこともある。


あとは古舘佑太郎くんみたいな熱を何処まで出せるか・・・・。





具体的には、催眠出産と、出産困難にアプローチする講座を作っている。
今年中には行いたい気がするが。・・・




私は出産経験はないが、今回の講座を作成していて、ものすごく気持ちが悪くなったり、体調が悪くなった。これがいわゆる「産みの苦しみ」「つわり」「出産不安」と同じだと気づいたのはしばらく経ってからだった。




頭の悪い星座だからこそ、こういうアイデアが出てくるんだよなあ、と
自分を愛しながら、

一方で、JOKERに心を許してしまいそうな自分と戦い、

目を回しながら生きている秋。




いつでも傑作はVIRGIN、という言葉を唱えながら。




ちなみに映画「JOKER」は、より単館系な、

・・・CGとかワイヤーで吊るされたんだろうなシーンはないし、
ハリウッド名物の大道具さんは大活躍していない映画です。

最近の映画監督さんは心理学が大好きのようだ。

(が、ちょっと今回は勉強不足な気が。脚本がイージーな感じがします。
あんなダークで難解な役の撮影が順撮りじゃなかった、と聞きましたが、制作費は潤沢でも、本質的な配慮が足りなくて、「蠍座」ホアキンは融解するキャラをわずかに設定しかねていた、という感じがしました。

お金があってもいい作品が出来るわけじゃない、というのを学べます。。。)



ただし私が一番怖くなったのは、大好きなホアキン・フェニックスのヴァータ体型JOKERの演技や経歴、背景じゃなくて、


ネットのレビューとか、隣のカップルの映画後の会話とかだった。


多くの人が、「私はああじゃないから幸せ、大丈夫」、っていう感じで観ているんだ!

と、愕然とした。死んでもそう言わないけど、根底にそれが有る。びっくりした。そういう人が多くて、びっくりした。映画が終わった直後の会話が怖い。

映画の内容よりそっちに、愕然とした。

現実は映画より怖い。もっともっと怖く、ぴらっとした普通の服着た若者から大人まで、・・・・TVに出てくる殺人犯とすり替えても変わらないぐらいの!



日常の、ほんの一寸先に、犯罪は平和の顔をして、すぐそこにいる。
一緒に住んでいるし、生きている。
寸前のところで今はまだリモコンのスイッチを押していないだけ、なのだ。

でもそれを意識できている人がすごく少ない、と思う。

だから「虐待はやめよう~~」とか街でコールしたり、法律で規制すればいいとかしか思わないんです。

そういうことこそ、リアルな日常のホラーだ。






大きなシネコンに行くと、勉強になる。

マナーのあまりの悪さとか、必ず途中で孤独な老人が凄い口臭を出し始めるし、・・・

・・・まるで「JOKER」が地下鉄で殺してしまった、裕福そうで、人が大量に死のうが関係ない、レイプもバレなきゃ全然OKみたいな会社員のような人種に囲まれる。


大きくてきれいな映画館こそ、殺人エネルギーが渦巻いている。


誰もそれに気づかない、気づいていない、・・・

それこそが一番怖い。



こんな世界で子供なんて育てられない、なんて感じてしまう。



だから私は、誰も来なくてもいいから、この講座を作る。
私や、小さな弱者や、平和とか良心とかいうものたちが、生きていけるように。

恐怖対策にお金を出すような催眠に渦巻く世界を少しでも減らすために。


しばらく机に向かいます。