先日、とある場に行ったときのことです。

なんでこんな場に遭遇したのかはわかりませんが、
過去に「強烈なインパクトを残したクライアント」さんたちそっくりなお悩みを、
何人かの人が吐露、されました。

私が長い時間かけて、問いかけをしている話題だったからなのかな。

共通項は、「娘との確執」!。




嫁姑、が上手くいかない話は世の中で認知されてる。
「有り」って、「問題ありでOK」って 世間体が許してくれる感じね。

だから実は、ラク、浅い、です。
もめててOKだから、手放せる。



実の娘との確執って、
不思議とそれはない。

認知がない=解消できる、するもの、って思われているってこと!



血が繋がってれば、理解し合うもの、永遠に続くもの、と思って、
理解し合おう、みたいなことを、延々と続けているお話ばかりでした。
・・・これが間違いな気がするんだけど。

だからこそ、実は大変だったりする!嫁姑より、重い!

・・・「母の日」も近かったが、もう、
・・・「母親とつるんでたら私も犠牲者だった」!ってお話ばかり!


早く年齢退行して~~ と 世界の中心で叫びたくなりました。

ほんと、境界線引いて、逃げてきて、良かった、って
神様にいつも以上に感謝しながらお話を聞いて参りました。


・・・ 母娘の確執、は、 母親の幼少期の我慢や孤独 を癒やすために、
母親が無駄な頑張りを続け、
娘を困らせている
(=長女シンドロームにつながる)、

セラピーにもなっていない、地獄絵図、になっていることが多いのだから。






いくつか聞いたその中の、Aさんの話をしましょう。



Aさんは、ニコニコして、いい人~~~って感じの年上の女性。
華美じゃないし、働き者だろうな~~って感じで。


Aさん、赤ちゃんを育てる実の娘と同居を始めたそうです。


会話がほぼ通じてない娘との悩みを持っていて、


「・・・ようやく娘がこの間、感情を出したんだけど・・・」という話を。



ある日、Aさんは、活きのいいお魚を手にいれたので、
みんなで食べようとしたそうです。
白身だから、離乳食にもいいだろう、と買ってきたそうです。

煮魚にしたそうですが、調理の途中、側にいた娘が、
凄い嫌なエネルギーを出した、 っていうのを感じたそうです。


そのときに、「何?」って聞けばいいのに、聞かなかったそう。

(↑ Aさんの「行動習慣」ですね。
自分が正しい、と思っているから、他人の言葉が入る余地が無いんです。
娘さんもそれを十分分かっている感じだから言わないし、
Aさんは基本的に自分を疑わない)

それで、いざ、食事の時間になって、孫に食べさせようとしたら、 娘が叫んだそうだ。


それ、赤ちゃん無理だから!

何故か。
煮魚に、なんと、 「白砂糖は良くないらしいから家から排除してて、 いつもみりんとかはちみつなんですよ・・・」とからしいけど

(正当化する言い訳、ですね、やはり正しいと思っている人です・・)


・・・ そう、 赤ちゃんの離乳食にはちみつ、使っちゃった、ってこと・・・
(はちみつ、一歳未満にはNGですね)。

赤ちゃんのいるお家で、蜂蜜を使えるとこに置いておく? とか まずそう思ったんだけど、
(私ならしないので。でもそれにも娘さんは、口を出せないと思っている気配・・)



Aさんの話を聞いて、
家庭の景色を思い浮かべると、


多分
①Aさんの娘さんは、「お母さんは話し聞けないから言うだけ無駄」と思っている
②Aさんはそれに気づいていない
③Aさんは「自分が正しい」と信じてやっているだけなので 疑うことがない
④Aさんの娘さんも、「イジワルでやってるわけじゃないのはわかってる」


っていう状態、なんだと思う。


単に、蜂蜜に対する知識不足や、母娘の甘えの話ではありません。

このお家で、問題になっているのは
母親(Aさん)の行動習慣 なんですよね。

娘さんは、聞く耳持たない母に、なしの礫だと思う。

=何故話を聞けないでAさんは行動しちゃうか です。




Aさん、「あ~~~~~~~~~やっぱりか」だったんですけど、

幼少期に、早く、親を亡くされたそうです。
それで、多分、ご苦労をされた。
貧乏だったとか、孤独で構われなかったとか、そういう感じだろうと思います。


思い通りに行くことが少なかった「記憶」→
話が聞けない、自分は正しい、です。


その「記憶」の癒やしを、って感じです。催眠療法士的に言うと。




「自分がたくさんやってあげることが、娘にとって幸せ」
「正しいことを学んだ自分のやり方や苦労した経験値から行動するのが正しい」
「正しいとかきちんとやることで、自分の存在価値を認めてもらおうとした」



そういう、トラウマを埋めるための間違った信念 があると推測されます。

その「間違った信念の壁=脳の強固なプログラム」が働いているため、

娘の話も、他人の話もきっと、あんまり聞けないのだろうと思います。

こういうのを
正しい経験値 正しい人生の学びからの行動
って思っていらっしゃる方が、すごーーーーく、多い。

失敗したから、失敗しないように行動した 苦労したから、その苦労はさせない
というだけ、なにか問題有る? と、思われる方も多いと思いますが、

こういう、ネガな経験からの回避行動、って ほぼ、幸せを産んでいないです
よく観てみると。



例を上げると、

・・・泥棒に入られた、鍵をかけたか何度も確認する癖がついた、は、
ものは盗まれなくなったかもしれないけど、異様な神経質を発症し、

末には、 鍵をかけたつもりで出掛けて、かかって無くて、また盗みに入られた!
とかに、なったりするんですよ。 不思議と。

そういう人って、例えば、 人よりお金やモノを信じるトラウマの除去のサインとして、
犯罪に遭ってたりする! じつは。・・・・



ご自身のトラウマを埋めるために、
「親切」とか「家事」とか「子育て」をやっていたら、
そりゃあ、失敗します。うまくいく訳ない。

ご自身のデトックス、なんだもの。
他者への愛、じゃないから。

ある程度の、一時的な成功は有ったとしても。

周りはきちんとそれに気づきます。

娘さんは、「お母さんの愛情は、実は私の幸せ奪ってる」って、キチンと知ってる。

でも、トラウマが有る限り、Aさんは、「聞けない」「聴けない」。
娘さんはその辺の分析、終わってると思う。

話聞けない人って、本当に不幸になっていますよねーーー。



「上手くいかないのは幼少期の原因がほとんど」ってAさんに言ったら、
「親が早くに死んだからだから仕方がない」、と自分を正当化した話を一通りして
早々にその場から去っていきました。
聞けない、ですね。


残念ながら、こういうことって、強度が強いか弱いかだけで、みんなやっている。

お子さんをお持ちの場合は、お子さんにしわ寄せが行っています。
私はいつも、その姿に、胸を痛めます。





他にもいろいろと話は聞きましたが、
Aさんが、「はちみつ入りの煮魚の孫に食べさせようとした」って
=孫の命奪おうとしてた、 ですよね。

象徴的な話でした。


こんなことが、
日常的に脳にプログラミングされてると
日常的に家族を死に追いやってる
ってことです。

それを、多くの人は自覚できない。

脳の仕組みがそうなっているから。



他の国のテロとか、白砂糖がどうとか議論の前に、

幼少期を癒やすこと、 って 思いました。





戦争のない世の中の第一歩。

それは 愛する家族を日々殺さないこと、です。
自分の中のトラウマを解放すること!

トラウマを解放する・癒やすって、そういうことなんだ。



トラウマの除去は、世界平和への第一歩、なんだとおもう。


そんな感じです。ではでは!