先日、バス待ちしてる暇に、本屋で鎧塚さん&川島なお美さんが出した本を
ちらっと、
拝見しました。


セカンドオピに使ったという、有名な癌治療医のことを、暗に否定した部分を、
たまたま開いてしまったんだけど、

読みようによっては、そんな風に感じないのかもしれないのだけど、
私的には痛烈に、
その本のその部分を読んだときに

ばばーーーーん!



「怒り」のエネルギーが


届いたんですね。


うわ、っと。




私も配偶者をいきなり失ったことが有るんで、

大切な人が、誰かが関わって、死んだ、

っていうのが
どれぐらい 怒りのエネルギーを出さざるを得ないか、
知っているつもりです。

14~15年経って、よーやく肝臓が戻ったぐらいなので。
それはそれは、大変だったわけです。






催眠の師匠が癌をカミングアウトした芸能人、だった私は、
1年ぐらい前まで、月一、なんらかの形で、癌患者さんに遭遇していました。

勉強会、イベント、

同じ参加者のなかに、必ず、癌患者さんがいた。


そして彼・彼女たちは、
よく、そういう場で、いきなり「怒って」いたのです。


医療制度とか  治療のスタンダードについてとか

その場がぎょっ、となるような がーーーっという音のしそうな
感じです。




去年亡くなった友人や、最初のモニターでやはり亡くなったsさん、

やはり、最期頃になって、怒っていました。




私は、思うんです、いつもね。
なんでもっと早くに 怒りを出さないの?

それに、
病発症に関係ない、一見さんだらけの場所で怒ったって、何も生まれない。

皆さんが怒りをぶつけるべき人や場所は、ここにはない、他にあるでしょ?
催眠しなくても、心当たりはその辺の心理の本見れば載ってるよ?って。


自らが、重い病気といわれるようなものに罹患してから、
直接何の関係も無い人たちに話すときになって、ようやく、がーっと怒る。

骨と皮と筋になって、病院のベッドに行くしかなくなって、初めて怒って叫ぶ。


大切な人が亡くなって、多くのひとが目にするだろう手段で、初めて怒る。


そういうのを観てて、すごーく悲しいです。






インドでは、
人の行動は4つ、

幸せに親しみ、学び、悲しみを憐み、危険から離れる

これ以外は要りませんよーー

って言ってる話が有るんですけど、(前にも何回も書いているが)
(例えば 嘘ついて誤魔化すとか 人を恨むとか 要らんって言ってます)



危険から離れる、
って、結構出来ていないなーーー
って、世の中を観ていてそう思うんです。一番日本人は出来てない感じがする。



自分の純粋性を汚し、ゆがめてくるものが、解らない、みたいなね。


上手く、砂糖のように振り撒かれていて、
この世の価値観・事柄は、麻薬だらけだ。


親孝行はスバラシイ、とかも、
誰かにとっては毒にしかならないでしょう?




天外伺朗さんの講演会に行ったときに、
私よりも若いがん患者さんに会ったことがある。


いわゆる彼女は、「長女シンドローム」で、
癌になってしまった、
という人だったのですが、


顔の表面が・・・・、顔面に妙な脂肪がついてて、
苦笑いなのか
怒ってんのか

って顔をしたんですよね。
(脂肪は距離を置きたい、守りたい部分に付く) 




団塊世代、とか、昭和のお金命、っていう社会で生きてきた人たち、っていうのは、
怖いんです。
我々世代とは違う世界でサバイバルしてきた過去で、

お金だか
家族だか
人間だか
モノだか

判らなくなってる人って多いよ。
凄い恐ろしい世間催眠から、抜けられていない人って多い。
そういう人に育てられてる私達だけど、
そういうのに付き合ったり、お尻拭いてあげたりしなくてもいいんだと思う。




私も、一番最後で一番ひどかったのは、
家族を亡くした直後、だったですけど、
母親が、プロの詐欺師のやる、
心理学上まったく同じ手口で、私を利用しようとしました。


詐欺の技術なんて、わざわざ学ばなくったってばっちり身につけてる、
こういう人を観ると、非常に悲しいですね。
何より生命力が失われますし、純粋性があっという間に真っ黒、って感じです。



母にとっては、
私は完全に、

何してもいい奴隷

って
感じでしたよ。もう、人の目じゃないの。


でも私は世間の価値観を介在させない能力に長けた牡牛座
なので、逃げられたんでしょう。 
そう信じます。
(牡牛座はお金というエゴから自由になれたら、合格ライン、です、人生の。)



でも、世の中の「砂糖コーティング」 された情報を、信じていると、
なかなか出来ないのかもしれない。
親をシャットアウトするって。
社会で生きてると、感覚が分からなくなってしまうことって起こると思う。
それに
世間は褒めるだけですもの。老人を大切にするってことは。




離婚した虎舞竜のジョージさんが言ってたけど、
「これからは、娘が会いたくなるような父になることです」
ってことだと思うんですよね。
全て 人間関係は。

誰かが変わることではなく、
自分が変わることでしか、コントロールできない。


嫌なら逃げる、いいと思ったら会う、そんだけだけだよね。
会いたくなる様な人になる、とか。
仕事だから仕方ないや、とか。 そんだけだけだ。


世間の褒め言葉の裏で、心をコントロールされて、
我慢させられて、お金も吸い取られ、
・・・・・

考えただけでもぞっとする。
癌患者さんの顔の脂肪と表情が、思い出されます。




去年亡くなった友人のご両親も、

誰かを自分のコントロール下におく、

という知識は、私なんか足元にも及ばなかった。

それで、逃げられなくて、友人は亡くなったのですけど。



TVのワイドショーにでてくる人達よりも、
あなたの家族は怖いかもしれない、ということです。



家族は魂の修行の ワンシーン ・ ひととき でしかない。


と、いつも思います。


ずっと、長いこと、付き合う必要はない。
ましてや病に陥ってしまうまで、我慢する必要はない。
命を呈してまで、捧げる覚悟ならいいんですけど。
じゃなかったら、
少なくとも、
一線を引いておいたほうが、と思います。


もし「我慢しないで生きる」という目的で、この世に来てる魂がこれをやったら、
次もまた大変です。

その前に、今世が大変。


酷いことになって初めて怒る、って、こんな悲しいことはない。

そんな悲しい姿は、見たくない。


周りで聞いてる私たちは、天使セラピーでエネルギーブロックしちゃえば、
心がよどんだり、怒りを貰うことも無いですけど、やはり悲しすぎます。




鎧塚&川島夫妻も、あれだけ笑顔を振りまいて、
ポジティブにふるまって、
(ああいうのは危険、って天外さんが言ってるような感じだと思います)


本屋の片隅で、ぼそっと 怒ってる。

それとなくわかるような感じで、セカンドオピニオンの医師にそれをぶつける。

自分の心の奥底に対峙したら、何にエネルギーをぶつけるべきか、
ずばっと言って貰えるのに。なんて、催眠家は思いますけど。残念です。



何から自分は逃げるべきか、
っていうことを、

これからサバイバルして生きていくために、

考えてみるのは有意義かも。


そんなことを思いました。


・・・・あ、今日は死んだ友人の命日だ。

きっと、この世へのメッセージかも。


(ではでは、素敵な春を!)