ホテルと気候上の関係で、乾燥にさらされ、ヨーロッパで風邪を引いて帰ってきた。
休息のサインばかりだったから、数日寝ていた。

「夢」は=「催眠状態」・・・脳の奥からでてくる情報、なのですが、
小さいころから、印象的な「夢」を時折みる。
その「夢」はおおむね、リアルなにおいを伴ったロマンチックなお話、だけど、
そういう「夢」が、どれだけ世の中の汚れたエネルギーや、
情報、
などといわれるものから私を守っただろう。

そういう、リアルなにおいと、きらきらした希望とフレッシュな光に満ちた長い夢を、
ここ数日、まるで年末の「忠臣蔵」(笑)のように、何部にも別れた構成で、見続けた。
天然「イメージング」、である。
風邪はあまりひかないですが、こういう「夢」のプレゼントは、嬉しい。
破たんのないお話は、すごく勇気が出た。(夢に構成力?説得力が(笑))


この時期、来年に向けて、こういう夢を見たら、その夢の世界のまま、生きてみる、
そういうの、いいなあ、って感じ?
私という人は、そういう感じで、生きてきた人です。


くだらない情報は、まるで「知らなきゃヤバイ」、みたいな
不安心を煽る暗示用語と共に発信されるのですが、
個人にとり重要な情報は、そーゆーものではない。
人生というのは、個々に、本当に多種多様、だというのが神様のお話。
日本はとくに狭い土地柄、凄い様々な感じで、提案が少ない。選択肢とか。

やっぱなんだかんだ言って楽しく生きる、っていう軸だけあればいいよね♪
後は夢見がちで、生きちゃおう、って感じです(笑)
日本の情報がどれぐらい狭い話か、・・・もっと人生は自由なものだって思います。


日本が狭い、って感じたエピソード。
私は、これだけ日本芸能界に韓国人がいっぱいいて、
一般的な「日本人顔」のイメージは、アジア顔でしかない、とわかった中でも、
海外で、国籍を言い当てるのには自信がある。

洋服、である。
バルセロナのコイシュンカさんの美人カマレラ(日本語ペラペラのスペイン人)が、
イタリア人と南米人やフランス・本国人を見分けるのは難しい、
などと言っていたが、まあ若い娘なのだから、そうであろうが、
私が決定的に、「平たい顔族」を仕分けるのは、お洋服、なんだと思う。
洋服の中に潜む、何かを嗅ぎ分けているわけです。価値観、とかね。
ちなみに、コイシュンカの美人カマレラちゃんは、飯田を
「日本人って感じがしない」と、いっておられました。ええ、浮いていますとも(笑)

今回の旅で、チャイニーズ扱いを受けたのは、某有名美術館の前で、
いかにもっていう、顔の輪郭の崩れた&派手な真っ赤のワンピの中国人おばさんが、
同国人に尋ねちゃえ、みたいな感じで凄い笑顔で走って近づいてきた、その一度だけだった。
(奇抜で派手で、ファンデを塗っていない、化粧とファッションに洗練さがないひとは、ほぼチャーニーズ、というのが飯田の仕分けかた)

ちょっとスペイン入ってるでしょ?とか、いわれて気分がよかったのです(笑)が、
スペインっこ、っていうのは、いまや世界で一番お洒落さんとのうわさが高い。
安くて、かわいいブランドの発信源、だし、
ただし、スペインびいきな飯田が聞いた情報なんて、スペイン贔屓に決まっている!
でしょ(笑)?
きちんと、その辺は見て参りましたよ。冷静に(笑)


@ロンドン、イングランド、は、地下鉄で、ルイヴィトン、みましたね。
あれはヒースロー・エキスプレス?
とにかく、電車で、プラダだのグッチだのは、みられます。

@スペイン、総ての都市、・・・・ブランド信仰、無!!!
地下鉄も、街歩きも、・・・・ノンブランドの嵐。


ここで私のスペイン人魂がまた一つ、発見された訳ですが、
飯田は、ブランドロゴの入った商品や、着用が、できません。
でかでかと、「ブランドものです」っていうのが、かなり苦手。
スペインっこは、部活ジャージを除いて(笑)おばさまから若い子に至るまで、
ブランドが分からないアイテムばかりなの!

実際、セールになってても、有名なカンペールで買い物してるのは、
LLビーンのカタログから出てきたようなアメリカ人?とか
私のようなアジア人ぐらいねーー。
一人もスペインの若者を、店で見ていない(店員を除き)。

実際、カンペールほど値段を出さなくても、革製品&靴はいいのがいっぱいある。安くて。
歩きやすくて手頃なそれを、なんということもなく、身につけている。
だからと言って、手抜き感がないねー・・崩れた靴とか 小汚いものは持っていない。
変な緊張感もないファッション。 動きやすそうだ。でもユニクロとかじゃない。
服なんてあまり興味がない、実にクールな態度。

でも、「美しいものは日常」どこにでも溢れているわけ。
例えば、毎日、あの、ドア中央に美しい、金属の、装飾も兼ねたノブがついた扉から、
(一般的な日本の扉、にくらべてノブが1個余分についている)
学校に行ったり、外出したりして、
しかも町はいたるところに、用途には必要ないような美しい飾りが有って、
毎日ステーキ食べてるみたいな感じ(笑)で、景色に破たんが無くて、疲れたりもするのだけど、
・・・・
壁という壁に、美しい絵が有って、

そういう環境で育つって、凄いとか、思ったね。
ファッションに興味はないが、美しいものを自分の一部にしてるっていうのは当たり前
そういう感覚なんだー。ってかんじ?

グラナダで、全身黒のファッションのお母様が、小学校の門から出てきた。
いつもの同級生のママたちとあいさつと小話をして、モペッドみたいな単車にまたがった。
そのメットはフルフェイス、なんとゴールド。彼女は、金髪だったし。
それを何ということもなく、かぶって去っていく。誰も、注目したりしない。

グラナダからマドリッド行の高速バスに同乗したおばさま。60代、ぐらいだろうか。
向こうの女性の、高齢のショートカットのひとは、日本の女性が性を危うくするのとは別で、
うんと女らしさを強調するようにやってる。みんなそう。
前田美波里級、なんだけど、まさにそのおばさまもそう。
黒い髪に、黒のワンピ。
(若い子はパンツ、おばさまがスカート率が高い。)
&赤の、革ライダースジャケット!なんだ。かっこいい。 
やはりだれもそのジャケに注目しない。そんな話はしやしない感じ。


・・・そんな感じ。
「カワイイと自分が判っていないから、若い娘はうつくしい、意識しだすとダメになる」
なんていうけど、スペインはそういう世界なんですよ。
百貨店行っても、ロエヴェ持ってなかったなあ。そーだよなあ。あの値段だもんね。
危険とかもあるのはわかってるんだけど、
金があるから買っちゃう、って買っても持っていくとことか、生活シーンとかあるよなあ。

長くなって、話はそれたが、つまり、「洋服に現れるなにか」で、国籍は出てしまう気がする。
そして、顔。表情のクオリティー。残念だが、アジアはその点のポイントは低い気がする。

私が利用した格安航空券が指定してきた航空機はフィンランド航空、
最近「乗り換えがラク」というので、ツアーとかにもよく利用されるらしい。
そこで、日本人、&アジア人をたくさん見かけることとなるのだが、
悲しいことに、いまだに「海外旅行はいいカッコしていくな」っていうことを信じているのは、
韓国と日本の人を見分ける大きなポイント。

凄く悲しいんだけど、この国の人たちは清潔感が、本当にない。
楽しんで洋服着てないし。新しい服着てても、ユニクロなんだけど、
あのフィッティングは、悲しいなあと思う。。。
おびえて、集団になっている。
世界で影響力のない国、の人って、ばっちり清潔感で別れる感じ。
北欧系も、ちょっと、ヨーロッパでは清潔感は低めだと思う。

一人で空港内の移動バスにマドリーで乗り込んだとき、
・・・メンズのカーキのワークパンツ、とミキミアリーのお気に入りのローゲージニット(オフホワイト)という格好だったが、
何十年も息ひそめて働いて頑張ってきました、っていう日本人ツアー客の老人が、
まるで小さな地方銀行の窓口の奥で、入ってきた自由人を判断するように見る目つきで、
じろっと私を見たのを覚えてる。 

なんでお前がこんなとこ来てんだよ?女ひとりで?
我慢もしてないのに!
睨まれたって感じ。想像力が、無い。という感じ。
その老人は、美しくない灰色のスラックス、シャツ?長袖のポロシャツ?
紺色のチョッキに、お堅いフチの老眼鏡。笑顔が、想像できない。
私は、とても悲しいのだが、そのバスの中でも「清潔感のないカッコ」の同国人が、
老人だからOKなんだけど、・・・「優先席」を、独占してたのが、なんだか気になって、
一生懸命「チャイニーズ」ふるまってしまいました。


イングランドの労働者の都市・つまりあんまり治安が良くないとか言われている、
マンチェスターにも行ったけど、
私はそこで、労働者から生まれたスポーツ・フットボールを、
ビール腹のおじさまたちに囲まれて見てきたわけだけど、

おじさまの立派なお腹を包んでいたシャツにはアイロンかかってて、
粗末な生地じゃなかったよ。嫌らしく高級でもなく。
きちんと着てたしね。

一部では世界一おしゃれだという噂の日本人、だけど、
その言葉は、「意識しすぎて金かけて時間かけてる、よっていやらしい」
みたいな感じに、私には見えるな、自分のファッションの自虐も込めて。
へんな情報が、この狭い島国で、嵐のように渦巻いている、「おしゃれでなくっちゃ」。
でもそれは、一歩外国に行ったら、なんじゃこりゃ、ってことなんだよね。
日本のまんまで若い子が外国に出たら、やっぱそう思うんじゃないかなあ。
第一、あんまり流行とかってない感じがしたなあ。(そうなのよ)

海外旅行客の日本人ファッション、
国内での日本人、様々な年代、性別、職業などなど
海外旅行に行くと、考えさせられます。
それらが、どんな風にして形成されたか。
ファッションより深刻なのは、表情!
明らかに考えが甘い、とか、楽しく生きてない、リアルに、ダイレクトに生きていない感じ?
それが、長い時間かけて形成されていること、

せまーいのは、やっぱり国土ではなく、考え方なんだと思う。
もちろんスペインだってイギリスだって、偏ってて、狭かったりもする。
でも街歩きでみた、ヨーロッパのたくさんの人たちの顔をみて、
くやしい、もっと顔筋鍛えたい!
なんて思って帰ってきました。

もっと自分が楽しい服を着たいな、来年も、ますます。
そんなこといってると、日本じゃ浮くんだな。そーゆーことなのよ。

・・・顔筋鍛えるには、ばっちり夢見て、楽しまないとね♪
なんて、長い夢を思い出しては、にんまりしている飯田です。
来年も楽しくね♪