海外サッカー雑誌・サッカーキングに
サッカー漫画が載ってて
確かその主人公は スペインリーグでプレイするコで
チノ(中国人)!
って呼ばれてると思ったけど

私も旅中は 中国語で話しかけられたりとか チノチノ言われまくって
「ん?サッカーキングの漫画は他人ごとではないと?」
っていう体験を結構しました。
私、意外と自分が思っているほど日本人面じゃない?

なんか、グラナダ辺りでは鏡を見るとなんとなく日本人に見えなくなってきて(笑)
中国人だあ~~とか思って!笑ってしまった!
私も、スペイン人とアルゼンチン人とイタリアフランス辺りは分からないかも。
でも現地のかたはわかるんだろうね。

そんな感じで、中国人飯田はバルセロナの空港までタクシーに揺られながらぐずぐず泣きはじめ
とうとう最後の最後で、細かいのが無くなって、タクシーのおじちゃんに「逆チップ」、つまり負けていただいて!
見事に借りが出来ちゃって

ぐずぐずしながら エルプラット空港で、おじちゃんに見送られたのでございます。

バルセロナ空港で、「SI」という香水を、とうとう買ってしまいました。

なんか不思議な香水で
香水なのに すぐ自分ではわからなくなってしまう香。馴染んでしまう。
今回の旅行は、SI、SI、ばかりだったから
香水なんてっていう生活なんだけど、 記念に。

チョコ(高島屋のバレンタインで売り切れてたアマリエがありました)とオリーブオイル、サフランを買い
フィンエアーでまた号泣し

フィンランドに着いたら
涙が引っ込むような事件に遭遇した。

フィンランド・ヴァンター航空は、セルフのカフェがあるんだけど
見てりゃ システムはわかる。
それをさ~~
ぐずぐずをこらえながら、なんとか必死に鎮めようと、コーヒーとクロワッサンを購入しにガイジンの列へ並んでる私に、いきなりやっぱり割り込んで視界に入ってきて
日本語で話しかけてきて
カフェの使い方を聞いてきた日本人がいた訳。
いい大人の70代ぐらいのひとね。二人組の女。

どーやって使うんですか?みたいな。
目の前でガイジンが、次々とやってるのを5分も見りゃわかるだろうことを!

旅、は一人になりたくてやってる人もいるはずじゃない??
しかも、そのひと団体ツアー客っぽいのよ。娘かな、若い連れもいて。
私はガイドじゃない!!

すーっと5秒で涙はへっこんでしまいましたよ。
びーっくりするぐらい、口が動かない。
そういう、親切無駄遣い テイクフリー ボランティア大歓迎 「当たり前」
 
命がかかってるような切羽詰まった場面でもない。
自分の利益しか考えてない行動。「ラクしたい・恥かきたくない」
あの世代は政府の超低金利住宅ローン世代だよな・・・

映画「時計仕掛けのオレンジ」の 主人公の 全身骨折 不自由な体になって 
政治家のサーブするご飯を「あ~~ん」って食べてたシーンをそのまま体験してる世代 

中国人飯田は もう口が動かないままにしておりました。驚いちゃって。
あ~んって されてもねえ。 知りもせん人に。
私はサービス員でもないんだもん。聞く人違うでしょ。
カフェの店員に聞くべきだ。
せめて、「ちょっといいですか」ぐらいはいわないとなあ・・・
見て覚えろとか、習わんかね?
私はあの世代に、ただただそーいわれて 育ちましたよ。
どうしても、世界のどこででも、何かそこで飲みたいのだったら、自分で何とかしなくては。
最低の語学なり、マナーですよ。外国の旅行に来てるんだからさ。

そーしたら、まさに中国人と思ったのか
「・・・ごめんなさいね(ニホンジンジャナカッタミタイ・・・)」とか言って去っていきました。
中国人なら、それも通じてないな。・・・

ここで、言いたいのは、ですよ、
旅っていうのは 言葉はあまり通じん。勉強してるんなら別だが。
でも何かがある、どうしても知りたいと思ったら行くべきなんです。
そこでなんか起こるとかは覚悟していくべきだって思う。

もちろん 様々な努力はするんだけど やはり現地の人にお世話にならざるを得ません。
そこで、私がグラナダのスーパーで出会ったレジの女性のように
素晴らしい人に出逢うかどうかはわかりません。
冷たくあしらわれたり、ぼったくられることだってありましょう。

そういうことをみんなしないで
同国人であろうことを見抜いて 親切と時間をボランティアしてもらおう
っていうのは
旅じゃない
って思うんですよ。

外の人々・モノに触れに行くっていう為じゃないのは旅ではない。
誰かとの関係を深めに行くためのエッセンスならわかるけど、他人の邪魔はどうかと。

システム、っていうのは 世界共通の利益 がわかれば 簡単なことですよ。
どこかでお金払うだけでしょ??カフェなんてね、買い物、なんだしさ!
トイレでは並んで 順番に入るみたいなさ。端っこによって待つとかさ。
間違えても、謝ればいい。
無知な旅人だって、みんな解ってるって。私もそうだし、沢山お世話になった。

ああいう人たちは、逆に私が間違うと、がーって非難してくる人種。
行きと帰りのフィンランド空港で遭遇した多分阪急のツアーガイド(怖い顔)は
荷物検査で慣れない私に対して ガンガン 手荷物乗っけたトレーをぶつけてきて
トレー増やしたかったのに 寸前までできなかった。
怖い顔にもなるよね~~。
慣れないこと・間違うことって そんな悪か?
フィンランドで日本人団体ツアー客と合流して
あーっという間に どよーんとしちゃった。ホント自律してない。

もー一回旅に行ってどよーんはおいてきなよっていうような、しょうもないねっとり話も飛び交ってて(そういう世界の人ばかり)
あーやだやだ。 
旅は何のため?デトックスにもなってないかー

団体ツアーは 私的には 旅 っていう感じじゃない。
ただの日本人同士コミュの場所みたい。外国に触れに行くって感じではない。
高い金出してねえ ・・・  イイトコ見た気分になって
外国を学ぶ機会も放棄か・・・

あの、グラナダの女性のような人に会う機会を
高い金出して 拒否してる感じ ・・・悲しい。

ちゃっかり中国人飯田 装って
また、飛行機で泣いて 泣いて  
泣き疲れて眠って

日本に帰国いたしました。

日本には 依存が渦巻いてて 本当の交流が消えて
愛はお金で

その世代に育てられた私たちは
なんだか幸せになれないで こじんまりとちぢまって生きてる人が多い。
いい大人が奪うことばかりでいるから 守ることばかりで
・・それでは愛は来ないし
結局は金、になっていくんだって。社会が。

失業率20%のスペインの街のほうがよほど幸せそう。

と中国人飯田は思ったのでした。

自分の利益だけに走るとき、人はどうしてああいういやらしい微笑をするのだろう。
行動は、ばーんと ゴーイン でほんといやになる。ずけずけ、だなあ。
権力には恐ろしく奴隷レベルに 謙虚になったりして
違うなあ 謙虚になるトコが。

笑顔は 嬉しさを伝えるためにあるもので
自分の都合を叶えるために使う道具じゃないんだってば。

帰りの電車で、ひとり旅の近くのフランス人らしき男性が、不安そうにしていた。
エクスキューズミー??って
ナゴヤに停まる電車か?って。
もちろん、教えました。ガイジンが真面目な顔で聞いてきたらそうしますよね。

ちゃんと資料で確認して、それでも確認の為聞いてました。
私もずっと 旅を決めてから そうしてきた。
教えますよ。一ミリも迷ったりしない。
皆そうやって・・世界に「案内表示」は充実している のだし
でもどうしょうもないことってあるし 一人は神経を不安にするのだし 
でも来てる。偉いよ。 助けてあげたくなるよ。

言葉も分からない、学ぼうとしない人は 外国でコーヒーの一杯ぐらい飲めないことは我慢して欲しいです。
その悔しさで、きちんと何かを努力してほしいです。
私がどれだけスペイン語練習していったか、です。

そして、私は 経験を奪う っていうことに関して 優しく対応したまでのことです。

ああ、日本人の顔がラティーノみたいに美しくなるためにあとどのくらいかかるのかな。
そんなことを思って桜を見ながら帰宅しました。

自律した人になることが
幸せになる条件の一つです。

それは 怠惰からは生まれない。 でもそれは日本では優遇されて許されてる。

幸せになりたかったら 自律しなさい
「自分で経験に飛び込んでいくこと」

自分の力があって 誰かも幸せに出来て 同等の人との付き合いが可能になって 
エネルギーの高い空気が生まれて
そこで初めて 交流する意味とか 出てくるんじゃないでしょうか。

そーゆーことなんだよね。
人関係が苦手とか お金に走るとか
何のために 誰と どういう関係を築くか 自分にはどういう資格がいるか
イメージできてないんだろうなあ。
もちろんその先の 幸せな時間も・・・。

私は自律のための情報を得る助けを手伝いますが
甘えを助長し 依存を助け深めるようなことは しません。
人は アダムとイブのりんごばかりかじって生きるのが目的じゃない。

旅の最後に。