100年を越える企業は日本には3000社以上ある。
その数は、2位のドイツ1500社を越えて
ブッチギリの世界第一位である。
世界最古の企業と言われる金剛組も
もちろん、日本の企業。
(1400年の歴史がある)
私の周りにも100年企業の経営者は
数人いるが、彼らの話が面白い。
外的要因で企業が存亡の危機を迎えることは
多々ある。
特に、厳しかった外的要因はなんですか?
という質問に応える答えが、すごいのだ。
廃藩置県で一番の顧客である殿様がいなくなった。
戦後、物資が配給制になった。
などなど、歴史的転換期の話をされるのに
さすが、100年企業・・・。と唸ってしまう。
話を金剛組に戻そう。
金剛組は2006年に高松建設に買収され
株式会社 金剛組としてリスタートを切った。
それまでは、一族である金剛氏が経営者一族として
1400年間経営に当たってきた訳であるが、
代々・・・遺言として家訓が受け継がれてきていたそうだ。
それは、本業に従事し多角化経営をしてはいけない。
本業に専念すべし。
という教えであったそうだ。
そんな中、主要顧客である神社仏閣が
従来の木造建築からコンクリート建築へと移行していったそうだ。
さらに、建築バブルによりコンクリートマンションが乱立する
時勢となり、金剛組もマンション(コンクリート製)建築へと
手を伸ばした。
そこで、大手ゼネコンと価格競争に巻き込まれ受注するたびに
赤字を計上してしまい、2006年についに倒産。
高松建設の買収へと繋がった。
現在は、従来の神社仏閣の木造建築のみを行っており
経営は安定している。
この、金剛組の事例を取ってみても
とても、含蓄のある話のように思える。
面白いことに、多くの100年企業が
本業に専念すべし。
という教えを子孫に伝えている。
もちろん、創業当初の業態とは全く違う業種を行っている
100年企業もある。
しかし、半数以上の企業は創業当初の事業を繋げている。
100年企業のレシピは無いが、共通して言えることは
8割の企業が経営理念やそれに準ずる家訓がある。
さらに、本業のみ行っている会社が半数以上である。
これから、複数回に分けて100年企業に共通していることを
取り上げて紹介して行きたい。