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アイドル番組における、司会の芸人とアイドルの関係性は難しい。
テレビ番組である以上、ファンを楽しませるのはもちろんだが、ファンでない人が観た時にある程度楽しめて、ファンになる入口となる必要性もあるという考え方もある。
 司会の芸人やスタッフがアイドルを優しく扱いすぎたり、仲良くなりすぎると、内輪ウケになりがちで、ファンの人は楽しめるだろうが、ファンでない人が観た時に、共感できる部分が少なく、なんかワチャワチャやってるな、としか思えない可能性が高い。そのワチャワチャした感じが良いと思って好きになる人もいるだろうが、一般的に考えて興味を持たない可能性が高い。
 一方で司会の芸人がそのアイドルに特別興味が無く、あくまで仕事上の関係だけでやってるような距離感があると、その番組はどうしても表面的な部分をなぞることが増え、深い話しにはなりにくく、ファンの人には満足のいくものにはならないだろう。しかし、司会の芸人がそのような姿勢だと、視聴者目線に近くなり、アイドルの子たちへの対応が視聴者が思ったことと近くなるため共感できる部分が増え、おもしろいと思える可能性は高くなる。
 
 両方の考え方は極端な話しで、あくまで可能性の高低の問題だから正解はないし、その番組の世界観がどう受け入れられるかは分からない部分が大きい。
 その中で、自分なりの結論を言うと、両方のタイプの番組があるの理想である。
 AKBで考えてみると、akbingoは前者に近く、アイドルの子たちにそれほど緊張感を持たせず、のびのびとやらせる番組である。司会の芸人とアイドルの距離感は普通だが番組全体としてアイドルを優しく扱っている。一方で有吉AKB共和国は、有吉とAKBメンバーに距離感があり、だからこそ生まれる緊張感もある。その分有吉AKB共和国は、普通のバラエティに近い番組になっており、AKBメンバーにとって一人仕事などで他番組に出た時に近い感覚があり、予行演習になっている部分もあるだろう。また、多くの番組で司会を務めている有吉との絡みがうまくいけば、観ていた他番組のスタッフが一度呼んでみようとなるかもしれないし、AKBの運営の人がこの番組での出来次第で、他番組に出演させるように動くかもしれない。
 乃木坂で見ると、バナナマンが司会の「乃木坂って、どこ」(現在は「乃木坂工事中」)は、結成してすぐの番組であり、AKBにおける劇場のような存在として位置づけているため、司会のバナナマンも含め番組全体が比較的乃木坂メンバーを優しく扱っている。そして、akbingoの乃木坂版とも言えるnogibingoという番組もあるが、この番組もやはりそれほど緊張感があるタイプの番組ではなく、乃木坂のメンバーをのびのびとさせ個性を引き出す番組である。ここで、乃木坂とAKBを比較するのは、コンセプトの違いだったり、歴史・背景の違い、運営の方針の違いがあり、野暮なことかもしれないが、あくまでバラエティの観点から私が考えているを書くと、乃木坂がこれから一人仕事で他番組に出て活躍していくためには、AKBにおける有吉AKB共和国のような番組が必要だと思う。こういう番組があれば先に述べたような可能性から他番組で活躍して行く可能性は高まる。

ただ、アイドルの一人仕事はバラエティ能力が高ければ良いというものではないと思う。
もしそのアイドルが圧倒的なかわいさや美人で、バラエティ能力が高いのなら、そういう枠もあるから良い。しかし特別可愛い訳でもない場合、バラエティをこなせる女性タレントは最近の芸能界はたくさんいるためライバルが多く、アイドルはどうしても規制が多くなるため、モデルやタレントを呼ぶことが多くなる。HKTの指原のようなバラエティでの立ち回りが極端に上手ければ良いが、変に空気を読みすぎたりバラエティを分かってる感があるより、むしろ飛び抜けた個性がある方が特に最近のバラエティでは活躍しやすい。最近はそういう飛び抜けた個性をフィーチャーする番組が多いし、そこから人気に火がつくかもしれない。


あくまでバラエティの観点からアイドルを考えて来たが、
現代のアイドルというのは難しい職業であるな。