子どもの自律と学びの本質 | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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昨日はレッスンをお休みさせていただいて
娘が入学予定の高校へ出かけていました。
とある試験の付き添いでした。

入学する高校はひたすら遠いので
我が家にありえない早起きで
家を出て向かったのですが
何故か夫も駅まで一緒に出発。
かといって駅でバイバイなんだけどw
彼のそういうところが結構好きです。

おかげさまで、娘は
「父も母もほんと私のこと大好きだよね」
と、そこだけは強く揺るがない根っこに
なっているようです。照れ

さて、昨日の試験。

推薦入試で入学は決まっているので
合否には関係のない試験ですが
緊急事態宣言で面接すらなくなった娘は
ほんの少しくらいは受験生気分を
味わいたかったのかもしれません。

この二日は受験生っぽく
夜中まで猛勉強していました。(笑)
たった二日の受験生。ギリギリガールは親の遺伝ww

母は近くのカフェで読書三昧して時間つぶし。



そして、私の待つカフェに
試験から戻ってきた娘の第一声は


「めっちゃ楽しかった!!」


できたかどうか、結果はさておき
半分くらいしかできなかったらしい(笑)
なんだか本人がめちゃくちゃ満足していて
聞いてる私も楽しくなりました。


たった二日だったけど
試験に向けて猛勉強したことと
少なくとも勉強したところに関しては
「やり切った」達成感があったらしく
後悔は1㍉もない、と言い切ってました。
ここでもっと早くやっていれば...というのは禁句!(笑)


で、ここからが
今日書きたかったこと
なのですが。


昨日の帰宅後、娘が
「私●●を学んでみたいんだよね」
と話し始めたんです。


これまではファンタジーというか
ふわふわした未来しか口にしなかった娘が
初めて語った現実的な将来のビジョン。

それはとても意外な分野でありながら
娘らしさと、娘が経験してきたことに
合致していることだったりもして
そこへ自律的にたどり着いたことに
少し驚いてしまいました。

でも、それが学びの本質
なんだろうな。

偶然出会ったものが
自分の中にある何かに反応すると
自分から興味を、持ち調べ始める。

すると今度は「そこへ向かう手立て」を
自分で探し始め、そのために必要な
「いま自分がすべきこと」を考え始める。

先に目標を決めるんじゃなくて
流れの中で決まっていく。
内発的動機からスタートし
出現していく未来。

なんとなくあっちの方向へ進みたいなー
というのは、もしかしたら娘の中に
漠然とはあったのかもしれません。


でも、これまでは言語化できなかった。


昨日は何かが引き金に
なったのかもしれませんねー。
試験なのか、試験勉強なのか、
まわりの友達の影響なのか。

まだ高校にすら進んでないし
これから新しい経験をするうちに
気持ちは変化していくかもだけど

人はこんなふうに
未来を創っていくのだな、というのを
ライブで見せてもらっているうちに
なんとなく、親としての在り方の感触
掴めたような気がしています。